暫く前に書いた『You don't know what love is.-恋はいつも未知なもの』という小説を読んでいるという記事。この小説のキーとなる曲が"Fly Me to the Moon"である。

小説ではこの曲について、



”名曲だけど、あまりにも知られているということを別にしても、陳腐でしょう?”


”みんなが知っている曲だしボサノバでうたわれることが多いから、軽い印象がありますが、正真正銘の名曲ですものね…”


”あの曲には真実のすべてが隠されている”



などと書かれているが、結局は名曲だということだと思う。

その曲を今日、iTunesでダウンロードした。数多くの人が歌っているが、僕が買ったのはフランク・シナトラの歌う"Fly Me to the Moon"である。

wikipediaでは

"シナトラがこの曲を発表した1960年代、アメリカ合衆国はアポロ計画の真っ只中にあって本当に「月に連れて行って」貰えるのは非常に近くまで迫っている未来の出来事であった。そのためこの『Fly Me to the Moon』は一種の時代のテーマソングのように扱われ、これがこの曲のヒットにつながった。実際に1969年アポロ11号によって人類はテレビ画面越しではあるが、「月まで連れて行って」貰う事に成功する。"

と書いている。

久しぶりに「ああ、いい曲だな」と思える曲に出会った気がする。





わたしを月に連れてって、
星の間で遊ばせて、
金星や火星の春を味わわせて、
離さないでって言ってるのよ、
キスしてってことを言ってるの、
ずっとずっとわたしのために歌ってね、
わたしもずっと歌うからね、
あなたってわたしのすべてなんだから、
嘘をつかないでってことよ、
愛してるって言ってるのよ・・・・・・