僕が小学生だった時、
僕と一人の友達の間でイカした牛乳の飲み方が流行っていた。


僕たちの飲んでいた牛乳は今でもある形の
立方体の紙パックの200mlの牛乳だ。
僕たちはそのままストローを挿さずに、
パックを横に倒し、
その胴体の真ん中めがけてストローをぶっ挿すのだ。



これは必ず一度で決めなければならず、
一度でも失敗するとストローの先が曲がってしまって、
パックの胴体に突き刺すことは永遠にできなくなる。



そして事件はある日突然に起きた。



僕と友達は机を向かい合わせにして
給食を食べていた。
隣には女の子二人が同じく向かい合わせで座っている。



当時、僕は連日ほぼ百パーセントの確率で
一振りでストローを牛乳の胴体にぶっ刺していた。



しかし、友達はいつも上手くいかず、
悔しそうに曲がったストローを
差込口に挿していた。
それを見て僕はいつも勝ち誇ったように笑っていた。



その日の彼は相当ムキになっていた。



僕は早速ストローを手に取り、
牛乳パックの胴体めがけて振り下ろした。



ズブッ!



百発百中だ。



それを見た友達も負けじとストローをもった腕を
振り下ろした!



ボフッ!っと鈍い音。



(やばい、失敗だ!)



ストローの先が曲がってしまっただろう。



しかし、彼は気にせず
再びストローを振り下ろした!



シュッ、パッ!
四隅の三角に折った部分が圧力で開いた!



平常心を失った彼はもう一度その腕を振り下ろした!



パカッ





プッシューーーーーー!!!!!



牛乳がパックの上部が開いて飛び出したー!
かなりの量だ!
おそらく殆どの牛乳が飛び出ただろう!
その空飛ぶ牛乳に行き先は・・・・?



隣の女の子だぁー!



雨の様に真っ白な牛乳が降りかかるー!
髪の毛から全身にかけて白く染まるー!



真っ白な牛乳とはいえ、
一瞬で彼女の心は真っ黒に汚れ、傷ついてしまったぁー!






その後は簡単に想像できるだろう。



勿論、僕も激しく怒られたさ。