今日は入学式があった。

 

教会のチャペルで行ったのだが、まだ初々しい中学1年生とその父兄が並び、その前では神父の先生が立って祈りの言葉を奉げる。2階席からはブラスバンド部の演奏とパイプオルガンの音色が流れている。

 

僕もいわば新一年生だ。改めて始まったなっておもった。

 

やることたくさんで忙しすぎる。自分の教材研究、授業案の作成、部の仕事、学年の仕事、などなど・・・。考えるとすぐにでも混乱して頭から煙がでそうだ。

 

今日は夕方から学年通信を作っていたのだが、なかなか進まず途中で終わってしまった。僕は中学1年の副担任で、もう一人の副担任の先生と帰りに一緒に御飯を食べた。彼は若くして神父さんで今日の入学式でも聖書の言葉を朗読していた。そんな彼と忙しいのに酒を飲んできてしまった。やはり職場の仲間と仲良くなるのに酒の助けは大きい。

 

そうやって、一人藤が丘で電車を降りて家までの道、ふと見上げると桜がいつの間にか満開になっていた。街灯と夜空をバックに淡いピンク色のソメイヨシノが綺麗だった。

 

桜はいい。だって僕たちに向かって咲いてくれるから。