ガクエムです

 

 週末開催されたSONG OF THE EARTH FUKUSHIMA 311。無事終了いたしましました。

 当初雨予報だった天候も、僕らが到着する頃には、雨雲さん達もずれて晴れ。家族連れや沢山の音楽ファン、何より地元福島から沢山の人々が集まり、イベントを楽しんでおりました。

 福島で音楽を奏でる。

 やっぱり背筋が伸びます。そしてその日は3月10日。翌日は8年前に震災があった当日。来場する人々にとっても、運営するスタッフにとっても、僕ら舞台人にとっても、人生の価値観を大きく変えたその日です。

 ”普段通り”に。

 考えすぎれば過ぎるほど、正解が見えなくなります。ただ震災以降毎年アカリトライブを主催してきた経験が僕にそう言ってくる。

 ”とにかくいつも通りやればいい”と。

 なんどもこのブログで書いてきましたが、音楽は音を楽しむと書く。だから僕はいつもの通りにハッピーな舞台にすることを心がけました。楽しんでもらうこと。それが一番。だから僕もココロノソコから楽しむことを意識しました。ステージを共にしたのは、今僕が一番尊敬しているギタリスト井草聖二。彼の素晴らしいアコースティックギターと僕のそうでもない(笑)ギターとラップ。良い化学反応を起こした気がします。どうだった? 僕は心の底から楽しむことができました。

 音楽の後はサッカー。場所は日本が誇るフットボールの聖地 Jヴィレッジです。広大なスペースに沢山のフィールド。ここでボールを蹴らなくて何するの?! そんな景色が広がってサッカー小僧にはたまらない空間でした。地元高校生とのエキシビジョンマッチでは監督兼選手という立場で参戦。延長戦までもつれ込むエキサイティングな時間となりました。最終的に高校生に延長ゴールを決められての敗戦となりましたが、とにかく良い汗をかき、笑顔あふれる時間となりました。戦ってくれた高校生諸君、ありがとね。次は覚えておけ!

 最後に。このイベント主催者である Candle June について少し。多くのアーティストたちが彼のココロザシに賛同してこのイベントは成り立っています。でもそれは単に”友人だから”というだけではなく、みんな彼を尊敬しているから。普段の活動、とにかく現地へ足を運び、その地元の人々に寄り添う。それを震災後からずっと(というか、東日本大震災より前の新潟県中越地震の復興から)それを続けています。定期的にいただく June 君からの活動報告メールを読むたびに、頭が下がり、感動を覚えます。だからこそこのイベントが成り立っている。素晴らしい。

 ご来場の皆様ありがとう。トラベルアミーゴ達にも感謝。