東京紀行、まだ続いています。
野口体操の会の集合場所に着いて、
一人でワタワタしてたところからです。
鶯谷駅を出発し、
まずは野口三千三先生のお墓参りへ。
ポツポツと降る雨の中で、
隣の方とお話をしてみる。
ずっと三千三先生の写真を撮られていた佐治さんであった。
いきなりで、少し緊張したが、
普通に対応して頂く。
お墓に到着すると、
持参された三千三先生の写真を置かれ、
次々とお参りしていく。
少しでも味わいたくて、
お参りの順番は早かったが、
後の方で少し留まって、皆さんの様子を見る。
野口体操の本流である、羽鳥先生の系列ではない、
三上先生の「からだの教室」をやって来て、
羽鳥先生の生徒さん達と一緒に、
三千三先生のお墓参りをさせて頂いている。
「野口体操」の流れの中に入れて頂いていることに、
非常に感慨深く思っていた。
お墓参りの後、東京芸大の体育館へ。
“野口三千三”を感じる。
三千三先生が使っていたサーカス玉が、
(寄木造りで、特別なものだそう)
数十個のバランスボールの中にまぎれて、
存在感を示している。
体育館で、羽鳥先生から今回の主旨説明。
「野口体操の会」創立総会を行い、
15分程、全員で動く。
ぶら下げ、尻たたき、腕振り、
二人で組んで、ぶら下げから揺すり。
緊張しながら付いていく。
最後に、神社での二礼二泊一礼のかわりに、
ぶら下げ二回、尻たたき二回、ぶら下げ1回、
でサーカスボールへお参り。
集合写真を撮り、移動。
体育小屋見学は中へ入れず、
外から拝見。
門を出る時に、私の前を歩く、男女の二人組み。
丁度同じタイミングで中から出てきた様子で、
野口体操の会の集団の中にまぎれる。
女性が、「野口体操の会」のプラカードを見て、
「芸大に体操の団体が関係あるの?」と男性に聞く。
「野口体操っていうのを昔、芸大でやってて、僕も受けたことあるよ」
と話しているのが聞こえた。
すかさず、「今はやってないんですか?」と声を掛けてみる。
「今はね…」と言いながら前方の集団の方にまぎれて行った。
まだ続きます。