東京紀行の続きです。

 

清水先生のお宅に着くと、

すぐにポムのお出迎え。

1年半ほど前に泊まらせて頂いた時の事は、

忘れているようで、

少し警戒しながらじゃれてくる。

 

 

清水先生が、
「先にバス(帰り)の切符を予約しておきましょう」

と、パソコンで調べて頂く。

食事の準備ができたにもかかわらず、

「まずはバスを」と言う事で、

近くのコンビニへ支払いに走る。

三鷹からの雨が靴に染みて気持ち悪い。臭い。

清水先生。ごめんなさい。

 

奥様に作って頂いたご飯がおいしく、

全て食べきってしまう。

手土産に持っていったワインを開ける。

清水先生は、お疲れのようで、

じきに顔が赤くなり、ほろ酔い。

お風呂を頂くと、

バスの疲れがドッと抜けていく。

布団に入ると、すぐに寝てしまった。

 

前回は、寝ている途中、眼が覚めた。

寝ていてうっすらとした意識の中で、

カツ、カツ、カツと音が聞こえる。

枕元でピタッと気配が止まり、

顔をぺロぺロぺロと舐められた。

ポムである。

噂には聞いていたので、それほど驚かなかった。

「これか!」と。

今回はそれが無かったので、

少し寂しい気がするが、

ゆっくり休ませていただきました。

 

 

次の日、朝食を頂き、青梅駅まで送って頂く。

清水先生。お忙しい所、有り難うございました。

 

慣れない駅の乗換えを何度か繰り返し、

無事に鶯谷駅へ到着。

緊張しながら改札を出ると、

すぐに「野口体操の会」のプラカードが目に入る。

ざくっと見渡すと、当たり前だが、

やはり知っている人はいない。

そのまま一度通り過ぎ、

角を曲がって一度、呼吸を整える。

待ち合わせ場所に戻ると、

羽鳥先生が目に入り、ご挨拶。

「良く来てくれました」と握手。

思わぬ対応に少し安心感が出てきた。

36人(だったかな?)と大人数のため、

グループ分けがしてあり、

そのリーダーの所に案内され、

「大阪から来られて、一人なのでよろしくね」と伝えて下さる。

正直、こんなに丁寧に迎えて下さるとは思っていなかった。

 

 

まだ続きます。