読み聞かせした本　『リサとガスパール　デパートのいちにち』

そろそろクリスマス★も近いということで、今日紹介しますのは、

「リサとガスパール　デパートのいちにち」アン・グッドマン/ブロンズ新社

パンの宣伝でおなじみなので皆さん良くご存じかと思いますが、リサとガスパールです。

印象派絵画と言いますか(確かマネのパロディーとかもやっている)、ちょっとぼややんとした油絵ちっくな現代風景の中で、何故かうさぎだか犬だかわからない不思議生物が日常生活を送っています。

書店で最初に見かけた時は、お、可愛い？　くらいでしたが、TV「王様のブランチ」で紹介され改めて内容を読んでみると、たまりませんでした(笑)

一見、ガース・ウィリアムズの『しろいうさぎとくろいうさぎ』を思わせるほのぼのとした可愛いキャラクターなのにこいつら、凶悪なんです!!

最初の出会いで、取っ組み合い!!

雨の日は部屋を荒らして絵画切ってパズルにするわ、

博物館に行けば絶滅動物のふりして展示物の中に忍び込むわ、

無茶苦茶ぶり。

数々の失敗も「ひゃ～、どうしよ～」とか「やっちゃったぁ～」って、乗り越える!!

リサなんか「お前どこ住んでんの!?」ってツッコみたくなるような家に住んでるし。

日本にも来て暴れてます。あのほのぼののイラストに騙されてはいけません、相当笑わしてくれます(笑)

で、そんなシリーズの中でも、クリスマス★なので

『リサとガスパール、デパートのいちにち』

をおススメしようと思います。

クリスマスの日、デパートにサーカスを見に行って、おばさんに「待っててね」って言われたのに……。

「それ、全部お買い上げだろ!?」みたいな暴れっぷりを、ぜひみていただきたいです(笑)

普通のシリーズより大きいサイズで楽しめます。

読み聞かせをしたところ、子どもたちがドンドンリサとガスパールにツッコミを入れてくれます。

思わず、「キミたち、良い事と悪い事が良くわかっているじゃないか!!」とツッコミに褒めてしまうほどです(笑)

『リサとガスパールのマジックショー』も良いです。まぬけでぐだぐだのマジックショーがたまりません(笑)

学校図書館司書な日々