おひさしBLEACHですヾ(@°▽°@)ノ
5ヶ月も放っておいてすみません。勝間勝代さんの「目立つ力」のを読んで、ハッΣ(・ω・ノ)ノ! と思い出しました。
メッセージを下さっていた方、もう一度いただけると嬉しいです。「メッセージがあります」とマイページで表示があったのに、メッセージページを開けると60日経っていたようで、消えてました(ノ_-。)
今日は、朝読書について書こうと思います。
朝読書(あさどくしょ)という言葉は聞いた事があるでしょうか?
文字通り、これは、朝、授業が始まる前に児童と先生が読書する時間を取ろうという運動です。
数十年前から始まったのですが、有名な運動で今は全国の学校で広まっています。
大体、朝の会(ホームルーム)前の10~15分行われます。
毎朝行われるのが望ましいのですが、私が数校赴任した内、毎朝行われているのは1校のみでした。市内で調査した結果も、毎朝、朝読書が行われている学校は少なかったです。が、全然行われていない学校よりは、多かったので、良い方かも?
大体、週に2~3度、朝勉強と交互くらい。
この朝読書のメリットですが、
「本が好きになった」
とか、
「読解力が上がった」
とか、
「読書量が増えた」
とか、
本当にいろいろと沢山ありますが、
最大は、朝、落ち着いて1時間目を受けれるようになるといった事じゃないかと、私は思います。
と、いうのも、朝の学校は、結構な戦場です。
朝、子どもたちは登校してきて、ランドセルの教科書などを机に移して、ランドセルを片付けて、先生に宿題出して、学校によっては運動場で遊んだり出来たりして、チャイムが鳴ったら教室に入って、漢字ドリルや計算ドリル、テストなどして、連絡帳書いて……って、結構忙しい。
朝の会が始まったら、挨拶して、歌を歌い、健康観察して、先生のお話があって、配り物が沢山あって……、
で、ようやっと1時間目です。
朝から、子どもたちの声が学校中響き渡っています。
ところが、朝読書を間に挟むと、朝の会の前の10~15分間、静かになります。朝読書中は、喋ってはいけないので、学校に子どもがいないのかと思えるほど、シンと静まりかえります。
この静かな落ち着いた時間があるのと、無いのとでは1時間目の導入が全然違います。
そわそわしたままの1時間目と、一瞬落ち着いた1時間目では、やはり集中力が違う様に感じます。
しかし、案外、先生は、この朝読書の時間を大切にしません。この違いに気付けば、もっと大切にしてくれると思うのですが。
さて、ではどうやって、先生に朝読書を実行させるか。
私が赴任した学校で、朝読書の時間はあるのに全然実行していない学校がありました。
私の場合は、力押しで実行させました。
私は全クラスを朝読書の時間毎回見回りました。メモとペンを持って。
クラスを覗き込み、見えるようにメモに、
半分以上が読書をしているクラスは○、
半分以下は△、
していないクラスは×
を付け、表を作りました。
こうして表を作っていると、先生に何か言わなくても、気付いて、朝読書をしてくれるようになりました。
この表は、実際excelで作り直して、上三役(校長、教頭、教務)には、提出しました。
朝読書をし始めると、子どもたちは本を読む習慣が出来ます。最初は真似でも、静かに本を読んでいるふりをしていると、段々読めるようになってきます。すると集中力もついてきます。
家では、ゲームやテレビや楽しい事がいっぱいなので、本を読む静かな時間が取れ難いです。保護者の方がそういう時間を作ってくれればよいのですが、それもなかなかです。
朝読書で本を読む訓練して、段々読めるようになると、学校でも自宅でも自分で時間を作って読むようになります。
「常に読みかけの本を作ってあげると良い」と、ある大学の先生も言っておられました。
朝読書で読みかけの本を作ってあげると、その本を学校の空き時間や家でも読むようになります。
ま、読み過ぎると苦情がきますが(笑)
学校では、先生に「時間があると、すぐに本を読んでしまう」と嬉しそうに苦情を言われました(笑)
聞くと、テストが早く終わったり、提出物をさっさと出して、「せんせ~、本読んでもいいですか~?」と読みかけの本を机から出し読んでしまうそうです。
たまに、授業中にこっそり読んでて、取り上げられてしまう子もいます。(これは、私も子どもの頃してましたが。ははは)
家では、手伝いそっちのけで、延々と本を読んで困っているというお話も聞きました。子どもは、さっさと宿題すまして、学校に行く用意もして、全部やることはしているからいいじゃんと言ってましたが。
と、少し脱線しましたが、朝読書をして、静かに集中する時間と読みかけの本を作ってあげる事が、本好きの子どもを作り、勉強にもそれが反映されると思いますので、
全国の先生、よろしくお願いします~!!