みなさんお元気ですか? 「広島のガキおやじ くまもん」です!

「FUN FAN TODAY!」のお時間となりました。

本日もいつものようにおつきあいよろしくお願いします。

 

2019年5月22日(水)~FUN FAN TV!~

久米宏のTVスクランブル

なつかしTV番組をご紹介の「FUN FAN TV!」本日は「久米宏のTVスクランブル」をご紹介します。

「久米宏のTVスクランブル」は1982年10月10日~1985年3月31日まで、NTV系列で毎週日曜日20時から放送された情報バラエティ生番組です。

司会はおなじみ久米宏さん、そしてパートナー出演者は横山やすしさん

「東京代表」の久米さんと「大阪代表」のやすしさんのトークバトルが見ものでした。

ちなみにやすしさんのキャスティング起用は司会の久米さんのたっての要望で実現。

そして日本テレビ解説委員(NNN JUST NEWSニュースキャスター)福富達さんが番組コメンテーターで出演、ニュース等の解説フォローを行ないました。

 

【番組の内容】

毎回旬の話題・コーナーをVTR構成で紹介。VTRの内容の感想をコメントを行なう・・・。

人気コーナー

①人間ウォッチング

 バードウォッチングの手法で不特定多数の人々をカメラに収め、観察する企画。

 私が覚えているのは「アイドル親衛隊」の人間ウォッチング。当時ひいきにしていたアイドルが取り上げられてました。

②こんなに違う

 幼稚園と保育所、街のカメラ屋さんとカメラ量販店、後楽園球場の読売戦と日本ハム戦(当時同じ本拠地使用)の比較を実施。

③なんでもベスト5

 「ミスコン優勝者に聞く、美人で損したこと」「新潟県民に聞く、田中角栄の功績」などをランキング発表

④ザッツ・マネー

 「一生にかかる儀式の金額は?」「家のモノをすべて質屋に預けたときに手に入る金額」など世の中の事象をお金に換算。

➄今週の赤ちゃん

 動物の赤ちゃんの映像をビデオクリップ形式にて紹介。番組のラスト手前でおなじみ

⑥日本全国美人妻

 各地の美人妻を紹介。

 氏名・年齢・家族構成・手取り収入などの質問に答えた後、今日の晩御飯のメニューを紹介。

 そのあと旦那さんを「いつもの呼び方」で呼び、写真で紹介。

 VTRのあと横山やすしが○×判定する。

⑦日本全国空撮コーナー

 エンディングは日本の海岸線を空撮し地域の紹介を行なう。第1回は「霞ヶ浦」からスタート、番組終了まで2年半の期間残念ながら日本一周はできませんでした。

⑧夢のハリセンおじさん

 最低限のマナーも守れない非常識な人間に、ハリセンを持った中年男性が非常識人間たちをハリセンで叩いて懲らしめるコーナー。

 (一般人を叩いているのではありません。念のため・・・)

 ハリセン叩き役はチャンバラトリオの伊吹太郎さん。

 ちなみにチャンバラトリオは結成時こそ3人でしたが、トリオなのになぜか4人のメンバーで活動。

 チャンバラトリオのコントでハリセンがよく使われてましたが、コントでは逆に伊吹さんが「叩かれ役」でした。

⑨何が悪いのよオバサン

 傍から見ると周りに迷惑を掛けたり不快にさせたりしているのにも関わらず「何が悪いのよ!」と開き直る中年女性を通じて、反面教師としてそれがいかにみっともないかを視聴者に教えようとしたコーナー

★「なんでもベスト5」「夢のハリセンおじさん」など・・・。

私自身「夢のハリセンおじさん」のコーナーがイチバン好きでした。

ところが・・・「ハリセンおじさん」と「何が悪いのよオバサン」は●●の関係だったというオチでした。

 

【TVスクランブルと横山やすし】

前述のように司会者の久米さんのたっての要望でやすしさんはキャスティング。

TVの番組宣伝のCMでも「本音番組」という形でPRされてました。

毎週日曜日の夜8時、東京の日本テレビからの生放送

やすしさんがらみの番組のトラブルが頻発しました。

●生放送中でありながら酒に酔って出演

●暴言を吐く、放送禁止用語頻発

●暴言を吐いた次の週は「黙秘権」と称して発言拒否

1984年11月に飛行機に乗り遅れ、番組を欠席・・・番組を降板

やすしさんの降板後は週替わりでコメンテーターが出演してました。

 

【番組のその後・・・】

●番組は2年半続き、視聴率的には好調でした。

 ウラ番組は「大河ドラマ」「西部警察シリーズ」「オールスター家族対抗歌合戦」など高視聴率番組があった中での人気番組でした。

 番組の制作を行なった(久米さんの事務所)「オフィス・トゥー・ワン」の意向「人気のあるうちに終了したい」との理由で番組は終了。

 後番組は「天才たけしの元気が出るテレビ!!」が放送、大ヒット番組でした。

●久米宏さん、オフィス・トゥー・ワンはこの後、テレビ朝日の「ニュースステーション」の企画の準備を半年かけて実施

 1985年10月に「ニュースステーション」スタート、テレビ朝日の社運を賭けたプロジェクトは大成功しました。

 「TVスクランブル」があったからこそ「ニュースステーション」の大ヒットにつながるんですねぇ・・・。

 

本日は「久米宏のTVスクランブル」をご紹介しました。

本日も最後までご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

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