哲仁王后感想&考察⑰人物考察5-キム・ビョンイン①- | OLがけっぷち日記

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このままじゃ、まずいよね?

 

今回は人物考察5人目、キム・ビョンインです!THE2番手として、大量ファンをビョンインロスに落とした彼について考察してみました。

 

ビョンイン派の方には不快な表現もあるかもなので、気になる方はこちらでお戻りください。

 

毎度のことながら、がっつりネタバレしているので、ネタバレNGの方はこちらでお戻りくださいね!

 

 


………

 

 

5人目:キム・ビョンイン

(1)公式の人物紹介

公式のスクリプトブックの人物紹介はこちら↓

 

キム・ビョンイン

ソヨンはわたしの全てだった

 

ビョンインは幼い頃、キム・ジャグンの養子となり、ソヨンと従兄弟の間柄となった。彼は家の屈曲で陰になった自分と違い、愛されながら明るく育ったソヨンを恋慕する。

 

序盤は自分の夢の大きさを決められず彷徨うが、ソヨンと哲宗の関係が友好的に変わるのを見て嫉妬心を感じて宮廷に入る。

 

ビョンインは自分の全てであるソヨンの中に他人が入ったことに気づき、自ら殺すことを決意する。

 

【スクリプトブック2 人物紹介参照】

 

え、ビョンインの公式の人物紹介、これまでの人たちに比べてむちゃくちゃ短くない?もう少し詳しく教えてくれよぉ…😢って思ったけど、実はこれがビョンインなんだと今回考察して判明…

 

 

(2)人物考察

①本来の性格

ビョンインは科挙文科トップ合格の頭脳の持ち主で、武芸にも優れ、人あしらいが上手く、怒った姿は親戚のキム・ファンでも見たことがないという文武両道、質実剛健な人物… だけど、これは対外的な性格。

 

本当のビョンインは、ソヨン以外の人間にほぼ興味がない

 

親戚のおっさん達や妓生はもちろん、いつも面倒を見てくれる兵曹判曹の息子にも全然興味ない。

 

ソヨンの幸せが自分の幸せ、ソヨンに害をなすものは自分が取り除く。これがビョンインの全て。唯一無二の女神ソヨンを心に抱き、その幸せの為に生きる男。

 

そんなビョンインなので、たぶん恋愛経験はゼロ。妓生を同席させる事すら珍しいと兵判息子が言ってたので、たぶんそっちの経験もそんなに…妓楼遊びしたとしても、本人全く乗り気じゃなかったハズ…

 

ソヨンの国母になる夢のため、自分の気持ちは心にしまっておくはずだったのに、国婚前夜のキスで決心は脆くも崩壊。ソヨンが他の誰かのものになるのを見るのすら辛くて、結婚式を欠席して旅に出て、運動で雑念を晴らす…

 

夢を叶えて幸せにやってるかと思えば、命は狙われてるわ、夫である哲宗には雑な扱いを受けてるわで、いてもたってもいられずソヨンを守るため入宮。

 

入ってみたら思ってたより哲宗とソヨンは仲良くやってるし、なんなら濃厚なキッスしてるとこ目撃しちゃったし、妊娠したとか聞いて、嫉妬心も大爆発。

こうなったらもう暴走は止まらず、ソヨンの言葉も届かない…

 

 

これは…

 

 

これは…

 

 

献身型ヤンデレ男子だっ!!

 

【参照】東京工業大学デジタル創作同好会

 

 

はい、ドンズバ。

 

 

ビョンインのこと見ながら書いたみたいな説明文。そういえば、名前の考察で「병인(ビョンイン)」は辞書で引いたら「病人」だったんだっけ…

 

養子で自己肯定感低めで育ったのに、兵判息子をいつも振り回して「お前は最後まで勝手だ!」とまで言われてたのがしっくりこなかったけど、ヤンデレ男子なら納得です。何よりも大事な物があったから他がテキトーな扱いになっただけでしたね。

 

ep2玉打亭で女将が「この商売20年やってるけど、こんな変態は初めてよ…」って呟いたときに覗いてた部屋は、ソボンの部屋じゃなくてビョンインの部屋なんですよね。女将の審美眼は本物でした。

 

 

 

②ソヨンとビョンイン

ビョンインが献身型ヤンデレ男子とわかったところで、拗らせの過程となるソヨンとビョンインの関係を改めて見てみます。

 

ソヨンとビョンインの出会いは、ビョンインがジャグンの元に実質売られた日。しかも、実父に「置いていかないで」って泣いて懇願したのに邪険に追い払われた時。

そこに現れた幼いソヨンが、眩しい笑顔で

 

「あなたが新しいお兄様なの?」
 

って話しかけてくれた…っていうのがビョンインの『わたしとソヨン〜出逢い編〜』の記憶なんですけど。

 

普通だったら「いや、男がむっちゃ泣いとんねんで?!空気読んで、今は声かけるのやめとこか…ってなるのが普通ちゃうん?」ってタイミングだと思うんですけど、なぜかビョンインのハートにはズバン💘と来ちゃったんですよね。

 

ソヨンのお願いなら、親たちが井戸に閉じ込めた叛逆者の子を助けるのも手伝っちゃう。

「お兄様はいい人でしょ?」「やっぱりお兄様はいい人だわ」

 

つて、幼ソヨンがビョンインの操縦うますぎ問題もあるんですけど、ビョンインがそれだけ普段からソヨンの言う事なんでも聞いちゃう甘々オラボニだったんでしょう。

 

ソヨンは自分を生んだ時に母が亡くなった事で父に負い目を感じていたので、そんなソヨンにとって全力で甘えられる&全力で応えてくれる相手はビョンインしかおらず、そういう意味でヴェルタースオリジナルをあげてもいいくらい特別な存在だったと思います。

 

ビョンインはソヨンの事を自分とは違う"明るくて愛されて育った太陽のような存在"と思ってたけど、実際の二人の関係は親からの愛情に飢えた二人の『共依存関係』だったんじゃないかなと考察します。

 

だからep7でソヨンの枕元で言ってた「お前はわたしのものだった…わたしもお前のものだった…」も、あながち間違いではなかった。最初見た時、認知の歪みとか言ってごめん🙇‍♀️

 

ただ、ソヨンは親みたいな無償の愛をくれる存在と思ってたけど、ビョンインは恋愛感情になってしまったから、二人の共依存関係にすれ違いが生まれてしまったと…。

 

ちなみに『わたしとソヨン〜雨の初キス編〜』では、ビョンインの記憶では告白してキスしたら、ソヨンも受け入れてくれた…というところまでなんですが。

キム・ジャグンの目撃情報によると、キスはしたものの、我に返ったソヨンに突き飛ばされて「追いかけてきたら、死んでやるから!!」と言われていた事が明らかになっております。

 

記憶が…都合の良いように編集されているっ…

 

 

③哲宗とビョンイン

そんなわけで、唯一無二の女神ことソヨンの夫である哲宗は、たとえ王であろうと、そもそもビョンインにとっては敵でしかない相手。

 

ソヨン自身が国母(王の妻)になる事が夢だったから、10000歩譲って身を引いたのに、ep4〜ep5ファジン弾劾でのあの扱いを目の当たりにして、許せるはずもなく。

 

あの扱い↓

 

絶対許さないマン爆誕

 

ソヨンを粗末に扱うもの、害をなすものは万死に値する!の価値観なので、王だからとか…

 

関係なし!(物議を呼んだらしい)

だけど、哲宗もそこらの男ではないので、簡単には折れず反撃してくるため…
 
「中殿は、もう義禁府長のかわいい従姉妹ではない。中殿の安寧も、幸福も不幸もその責任は君ではなくわたしにある」(正論)

涙目

 

酒飲み比べ勝負に負けたうえ、二人の濃厚キッスを目撃(ソヨンが積極的)

涙目
 
「これでわかったか。この宮廷の主人が誰なのかこの位置を覚えておくように」
ガン睨み
 
 
とはいえ、ビョンインもやられてばかりではないので、家門のおっさん達やチョ大妃をはじめ豊安チョ家とも同盟を結んで、不正の証拠を掴ませず、そもそも本人に不正がないし、団結力があってジャグンよりも手強い相手として哲宗の前に立ちはだかります。
 
最終的に、ソヨンを守るため哲宗を連れ出して消そうとするんですが、ここで「お前さえいなくなれば…!」って言うんですよ。
もうそういう段階じゃないのに…。
ビョンインにとって、ソヨンが変わってしまったのは、あくまで"哲宗のせい"なんですよね。ソヨンはソヨンの意思で変わったのに。
 
最初はソヨンに対して憎悪の感情すらあった哲宗が、触れ合いの中でこれまでの過ちに気付き、中殿を理解しようと努力した結果、両想いになった。
 
反面、最初からソヨンしか愛していなかったビョンインが、自分の中のソヨン像に固執する余り、誰よりもソヨンの意思を阻む者になってしまったのは皮肉としか言いようがありません。
 
哲宗とビョンインの対立構造は、まさに「変化を受け入れた者」と「受け入れられなかった者」の対比であり、「変化を受け入れられないものは淘汰されていく」という事を示していると思います。 

 

でも、ビョンインが変化を受け入れられなかったのには、理由があると思うので、それは別で考察したいと思います。

 

 

………

今日の考察は여기까지 !

ビョンイン考察②に続きます。



※あくまで個人の考察です。
※画像はお借りしました。


これまでの考察はコチラから↓

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