最近、“一日一枚”の効果なのか、作品を描き上げる時間が短くなってきました。
考えてみると、前より確実に“ムダ”な作業が減っているように思います。これは、予てから目指していたことなのでたいへん喜ばしいことなのですが、
反面、時間をかけずに“ムダ”なく仕上げた作品に何か物足りなさを感じているのも事実です。
この辺が、当面の私の乗り越えなければいけない大きなテーマのようです。
究極的には、『最少の筆数で深く味わいのある絵を描くこと!』ということになるのでしょうか。
でも、それって、やっぱり“書”や“合気道”の精神に近いと思うなぁ。
今日はクラブツーリズムでデモンストレーションをやってきましたので、
“一日一枚”は休憩です。
以前の作品を、プロセス、色、筆の動き、ウォッシュテクニックなどを段階的に説明しながら描いて、受講者の皆さんに実践していただきました。午前と午後で計二点。皆さんお疲れさまでした。
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