世界の水彩 2 | 塾長の日記

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水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

Facebook、YouTube、書籍などで世界の水彩画家たちの絵を気軽に見られるようになり、それぞれの国ごとに特徴があってとてもおもしろく拝見しています。
I often watch watercolor artists video or still with pleasure on Facebook or YouTube or book. And I found the features of watercolor at each area in the world.


まず、最初に思うのは、「日本の水彩はきれいで繊細で緻密、反面、単一的で薄っぺらいなぁ。」ということ。誰がということではなく、私も含め全体に共通していることかもしれません。
First of all, I think almost Japanese watercolor works are only beautiful, sensitive, but simple and shallow.

欧米は「技巧的なものから衝動的なものまで多彩、空間と光の表現は秀でているなぁ。」
I think the west watercolor works have many variation from technique till passion.

Charles Reid (USA)

中国は「水墨の伝統を感じる。師弟関係で伝承していくような技巧重視の絵だなぁ。」
I think the Chinese watercolor works are very conservative and emphasising on technique.

Guan Weixin (China)

アジアは、「地に足がつていて生活感のある絵が多く、技術よりリアリティ重視だなぁ。」
I think the Asian watercolor works are emphasising reality of life.


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Direk Kingnok (Thailand)

北欧は、「ウェット・イン・ウェットだけ、自然現象だけで描くようだ。いわば超水彩だなぁ。」
I think the Scandinavian watercolor works are often using "wet in wet" method, it seems they want to say "Art is nature phenomenon".

Morten W. Gjul (Norway)


とまぁ、こんな感じでしょうか。 みんないい感じだな。ちっくしょ~!
Each of them are all fabulous!



それにしても、みんなどこの人も世界中の人に見てもらおうと、プロアマ問わずどんどん公開しています。国際的な公募展出品や展覧会開催もみんな積極的にやっていますね。
そして、そこに日本人の名前は極めて少ない。

YouTubeで動画で自分の作品を紹介したりデモンストレーションをやっている人は日本人ではほとんどいません。秘密主義?



遅ればせながら、57歳、男子、身の程知らずは承知の上、世界に出ていきたくなってきました。
どんな形でいつになるのか…。ただの思いつきです。気にしないでください。スランプの時ほど夢は大きく! (^_^)v






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