原作未読ですが、普通に面白かったです。

 

時間を少し止められる、内気な少女と、ファム・ファタール的な美少女の、ちょっと不思議なほんわか百合から入り、後半一気にサイコホラーっぽくなるのを、今風オシャレ演出で描く。

 

昔から、アニメで女子高生を描くには、「優れたオッさんセンス」があると名作になる気がしてたが、本作も素晴らしかった。

 

あと日本の学園生活が「天国でもあり、地獄でもある」というのを上手く描いていたな。

青春期の、友達や恋人とのキャッキャウフフの楽しさがある反面。

日本的な同調圧力、「みんなに合わせる責務」が上手く描かれていた。

単にどちらも否定せず、清濁合わせ飲む感じが良かった。

 

しかし最近は、本作にかぎらず、洋画でも邦画でもアニメでも、問題は登場人物が結論を見つけたら「解決済み」って事になるのね。

いじめっ子に強い態度で言い返したら、「もういじめ問題は克服したという事で話を進めます」みたいな。

本作だと「村上さん、愛が欲しければ、誤解を恐れずに、ありのままの自分を太陽にさらすのだ」って、いや、あそこまで晒しちゃうと、逆にみんな引いて、もっと学校にいずらくねぇか?みたいなw

 

製作上のドタバタか、整合性の取れないシーン(上履きがあるはずなのに、教室内でスニーカーでいるとか)が幾つかあり、一つは割と話に影響するのが残念だった。

 

ビジュアル面も、作画含め、もうちょっと頑張って欲しかった。

時々、止め絵のシーンが続くのは、ちょっとドキドキしちゃったよ。

演出で上手く、意味深なシーンに見せていましたが。

 

とまれ、面白かったので、Blu-rayは欲しいので、無事に発売して欲しいものです。