ゾンビランドサガ、面白いなあ。
死んでゾンビとなった女の子たちが、アイドルグループを組んで、佐賀県の村おこしに奮戦するという、「え?それ何の冗談ですか?」というアニメだけど。
「これ佐賀県に怒られるよ!」と思ったら、ガッツリ、県とタイアップしてんの。
いいのか佐賀県(笑)
本編で出て来た「佐賀県の事、知ってるか―」「九州?」という会話が、核心を突き過ぎだと思います。
本作はアイドルアニメ……さらにアニメというジャンルそのものを、パロディにしてるというか、「バカにするギャグ」を入れてんだけど。
普通だったら、ファンが怒る所を、「死んでますから!ゾンビですから!」の一言で上手く、不快にならない様に逃げてるよね。
3話で、主人公が、みんなをまとめるために、いい事をいったら、いきなりブン殴られて。
殴ったキャラに同じ事言われて、「だから、それ、私が言った…」とかいうギャグ、成立寸前の、スレスレギャグだよね。
普通にいい感動するシーンでも、顔がゾンビだから、ギャグなんだかマジなんだか、わからない(笑)
こういうタチの悪いイジワルなギャグって、アニメファンには受けにくいんだけど、本作はどうなんだろう。
監督の境宗久さんは、監督作の「スイートプリキュア♪」でも。
ちょっと真ん中から少しズラすというか。
キャラクターを突き放して客観視するけど、メタフィクションまでは行かない、みたいな、絶妙な距離感が面白かったんだけど。
その持ち味は、本作にも行かされてますね。
あと「スイートプリキュア♪」が音楽モチーフのプリキュアで、本作もアイドルネタだから、音ネタを絡めた作品が得意なのかも。
次回はいよいよ温泉回!
こんなエロスが期待できない温泉回、はじめてだ!
次回からは、各話ごとのレビューを書きたいと思います。