社長のコメント：最終面接（社長面接）で不合格に：「5年後の私」

前回、最終面接(社長面接)で不合格になった話をしました。

本日は、社長よりなぜ不合格にした理由を紹介します。

以下のシーンまでは、社長はこの留学生を採用するつもりでいたそうです。

目標達成意欲も高く、芯の強さを感じたそうです。

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「Aさんは5年後、どうなりたい？何をしたい？」と聞かれました。

Aさんは、この社長には何でも話せるし、話したいと思い、「私は御社で誰よりもがんばって成績も一番になりたいです。そして、5年後には貴社で経験させていただいたことをいかして、自分の会社を作りたいです。」と答えました。

ではなぜ、不合格にしたのでしょうか。みなさんも気づかれていると思いますが、「5年後には貴社で経験させていただいたことをいかして、自分の会社を作りたいです。」と答えたことが理由です。

社長は「入社する前にやめることを目標にしている学生を採用することはできない。きっと、独立したいと思うぐらいの学生なので、きっと弊社でも活躍してくれると思うし、個人的にはそのくらいの気持ちを持った学生は嫌いではない。むしろ、好感がもてる。ただ、企業の社長としては会社の次世代を担う人材を採用したい。やめるリスクを抱えたまま採用することは難しい。本音で話してくれたことはうれしいが、これから社会人となるのだから、自分が話した内容によって相手がどう感じるのかを考えてほしい。もちろん、起業家精神のある学生を採用したい会社もあるだろうから、そのような会社を探して入社したほうがAくんにとってもいいだろう。」

と、話してくれました。

ここで、みなさんに気づいてほしいのは、起業家精神が悪いのではありません。社長のコメントのように、多くの経営者はそのくらいの気持ちを持った学生に好感をもちます。

ただ、自分の考えや思いを相手に伝えることにより、相手がどのような印象を持つかをしっかり考えてほしいのです。でも、その印象はひとつではありません。人によってさまざまな受け取り方をします。それを知るためにも、日ごろから、自分の考えや思いを社会人に話す機会をたくさん作ってください。

では、起業家精神のあるAさんは、この最終面接でどのように答えればよかったのでしょうか。

社長：「Aさんは5年後、どうなりたい？何をしたい？」

Aさん：「私は御社で誰よりもがんばって成績も一番になりたいです。そして、5年後には、チームや組織のリーダーになり、経営面でのスキルを高めたいです。そして、いつか、だれもが認めてもらえる人材になり、中国拠点または海外の支社長を目指します。」

ちょっと、作りすぎかな？

でも、これであれば、

社長→次世代のリーダーがほしい

Aさん→企業家精神

の両方がマッチすると思いませんか。

ビジネスはWIN-WINが大切なのです！

今日も暑くなりそうですね。

夏の就職活動は大変だけど、学生は元気が一番！元気よく、楽しく就職活動してくださいね。

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最終面接（社長面接）で不合格に：「5年後の私」

ある留学生の本当にあった話です。

第一志望の企業の選考が、一次面接、二次面接とスムーズに通過し、残すは社長の最終面接となりました。これまで面接での評価も高く、「人事からは、今までのように臨めば、きっと合格しますよ。リラックス、リラックス！」と励ましの言葉をもらったそうです。

「リラックス」と言われても、社長面接です。緊張はマックスに！面接当日、そんな学生を察したのか、緊張をほぐすように、社長は終始笑顔で「何でも本音で話していいよ。」と言ってくれて、話も盛り上がり、とてもいい雰囲気で面接が進んでいきました。社長の人柄もよく、入社意欲が高まったようです。

そのような中、最後の質問が「Aさんは5年後、どうなりたい？何をしたい？」と聞かれました。

Aさんは、この社長には何でも話せるし、話したいと思い、「私は御社で誰よりもがんばって成績も一番になりたいです。そして、5年後には貴社で経験させていただいたことをいかして、自分の会社を作りたいです。」と答えました。一瞬で社長の顔色が変わったそうです。

結果不合格になりました。

みなさんはなぜ、不合格になったのだと思いますか。

社長のコメントは後日のブログで紹介します。

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立教大学：キャリアジャパニーズ2017 学部2年生の留学生が多数参加

みなさん、こんにちは。

きのう、毎年恒例になりました立教大学にてキャリアジャパニーズの特別講師として授業を行いました。

日本で就職を希望する参加留学生9名中8名が学部2年生。来年の就職活動に向けて、「日本の就職活動について」学んでいます。

今回のセミナーのテーマは「決断と行動」です。

多くの留学生は日本で就職を希望しているが、結局あきらめて帰国してしまう。日本就職は難しいといいます。

日本就職が難しい理由はいろいろありますが、その理由のひとつは、

留学生自身の決断力と行動力にあります。

日本人学生のほとんどは「卒業＝就職」ですが、外国人留学生は「卒業→日本就職、母国就職、進学、他国進学」など、選択肢が多く、悩んでいるうちに、日本の就職活動は終わってしまいます。

帰国する可能性があっても、進学する可能性があっても、日本で就職したい気持ちがあるなら、就職するという決断をし、それに向けて行動をしなければいけません。

悩んだり迷ったりすることは大切ですが、悩み続けること、迷い続けることは時間の無駄遣いです。

今回参加された留学生は学部2年生。まだ、日本に就職したいと思う気持ちは７０％ぐらいの人も多かったですが、しっかり行動にうつしています。

来年の今頃はきっと内定を獲得していることでしょう。

がんばれ！！応援しているよ。

つたの絡まる歴史ある立教大学本館でとても素敵な留学生の皆さんに出会えて嬉しかったです！！

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