海外のFX会社について(評判や口座開設、出金など) | 外為FX外銀マンのブログ

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FX(外国為替証拠金取引)をこよなく愛する外資系金融機関勤務の外銀マンが日々マーケットや政局に対する考察を書き綴るブログです。
FXに関連するブログ記事を中心に、経済や政治についてなど、国際的な観点からの記事にご期待ください!

私が運営する「外為FX評判比較」において、現在最も人気のあるコンテンツは、何を隠そう海外のFX会社の評価ページです。これは正直意外でした(笑)

ともあれ、せっかく多くの方にご利用いただいているコンテンツですから、少し詳細に書こうと思います。



日本人は元来帰属意識が強く、至れり尽くせりのサービスを好みます。

資産の安定した成長こそが何よりも優先されるべき投資においても、多くの日本人は「サービスの使いやすさ」や「安心感」、果ては「友達もやっている」、などの、必ずしも投資成果とは関係ない要素を厳しくみます。

外資系の金融機関で勤務する身としては、海外の一見してぶっきらぼう、不親切なサービス形態でも、投資成果さえ確保出来れば気にならないというのが本音です。

そしてこのような観点から海外のFX会社を利用し始めたのです。

海外のFX会社を利用し始めた時の第一印象は、「これは凄い」の一言でした。

まず取引ツールとして標準装備されている、Meta Trader。ようやく国内各社でも外資系を中心に利用可能なFX会社が増えていますが、当時はMeta Traderを利用できるのは海外のFX会社をだけでした。

さらに、海外のFX口座に入金するかしないかくらいの段階で、FX会社に登録していた携帯番号に電話がありました。FX会社の営業マンです。

てっきり外人からかかってくるかと思いきや、日本人の女性でした。

取引を開始するにあたって困ったことはないか、何か手助け出来ることはないか、など、親切に訪ねてくれました。ありがたいですね。

ただ、私はこういった電話が面倒なので、連絡はメールにしてくれと依頼しました(笑)

もう一つメリットだと感じたのがクレジットカードでの入出金です。これは本当に助かります。
相場はいつ動くかわかりません。投資の成否に影響するFX口座資金を迅速に調節できたことは、私の運用成績に少なからずプラスの影響をもたらしました。

私は金融機関で勤務なのであまり利用できませんが、個別株やリアルアセットを取り扱っているのも極めて魅力的に感じました。また、取り扱い通過ペア数も国内各社と比較して圧倒的に多いです。

レバレッジ規制が実行された今、高レバレッジが可能だというのは言わずもがなですね。

海外のFX会社の客観的な評判や評価が確認できるサイトなどは当時まだ少なく、自分で海外の色々なFX会社について調べました。

調査・試行錯誤の結果、もちろん海外ならではのデメリットもありました。例えばクレジットカードで入金した場合、原則としてクレジットカードへの出金となります。使用した額を上回る出金額の場合は、海外送金で銀行口座へ振り込まれますが、これも数日かかります。

また、11月27日の日記で触れていますが、AMLが厳しいので、出金の際にあーだこーだと手続き上の問題を言われて直ぐに対応してくれない場合もあります。(もちろん必要な確認作業が完了すれば直ぐに出金できます(笑))

海外のFX会社を利用する際に最も注意しなければならないのは、信託保全の有無です。昨今の不透明なマーケット環境下では、いつどんな会社が倒産するかわかりません。

なので、海外のFX会社を利用する際には少なくとも顧客資産の分別管理を行っているFX会社にしましょう。

これらの点に注意すれば、海外のFX会社はとても魅力的なサービスを提供しています。

まだまだ書き足りない感じは残りますが、続きはまたの機会に。