『常磐もの』で福島の今を体感2020 | よこやま信一公式ブログ

『常磐もの』で福島の今を体感2020

2020年9月6日早朝、福島県相馬港から第二豊漁丸と甲子丸の2隻に乗船してヒラメ釣りに出港!

これは、風評対策のメディアミックス事業として復興庁が主催しました。

釣りイベントは、副大臣に就任した当初から考えていたことでした。多くの釣り人は釣り上げた魚を食べるので、いまだに続く風評の払拭に効果的と思ったからです。調べてみると、復興庁が後援する釣りイベントは、岩手県や宮城県では毎年のように開催されてきましたが福島県での開催は一度もありませんでした。そこで、復興庁では、5月開催を目指して準備を進めてきましたが、新型コロナの影響で再三の延期。最終的には当初の企画にあった一般参加の募集を取りやめ、運営を担ってもらった電通、日刊スポーツ、つり人社と報道関係者などによる開催となりました。

第二豊漁丸には、私のほかにつり人社の山根和明代表取締役社長、タレントで釣りガールの秋丸美穂(みっぴ)さん、全日本釣り団体協議会の千葉康則副会長が乗船しました。山根社長は、釣りど素人の私のために付きっ切りで手ほどきしてくれました。山根社長もこのような展開になるとは考えてなかったと思います。リールの装着から竿の固定、仕掛けのセットまで手取り足取り。というよりは、すべてやってもらいました。生きた魚に触れるのが苦手な私が餌のマイワシに針に通せないでいると、山根社長が餌の交換のたびにそばにやってきては餌をつけてくれました。ヒラメ釣りのポイントは餌付けにあるとか。本当に感謝に堪えません。

「海底に着いたら1mくらい巻き上げて」との山根社長のアドバイスのとおりにやっているといきなりググッと引きが。あわてて合わせるとこれが良かったようで人生初のヒラメを釣り上げました。ほぼ同時に隣で釣っていたみっぴちゃんも50cmを超える大物ヒラメを釣り上げました。相馬沖では全長50cm以下のヒラメは放流することになっていて、私が釣ったヒラメは放流。でもその前に記念撮影。小柄なみっぴちゃんが釣り上げたヒラメは座布団のようです。

その後も山根社長の餌付けの効果でヒラメが釣れ続け、ついに50cmを超える大物を釣り上げることができました。もっと釣りたいところでしたが、「釣ったヒラメでリモートクッキング」の準備のために9:30に帰港しました。

餌付けをしながら山根社長が話してくれた「釣りは平和の象徴」は、心に沁みる言葉です。「平和」は争いのないことだけではありません。平凡な日常に突然襲い掛かる災害を防ぐことも平和だと思います。私にとっては、あらためて福島の復興を誓うヒラメ釣りになりました。