大江戸りびんぐでっど 歌舞伎座さよなら公演

宮藤官九郎さんが演出する歌舞伎？　観たい
チケットとって！と木村さんにお願いして、
一緒にいってきました

いつもの歌舞伎のお客さまとおぼしき上品シニア系＆文芸系夫婦の方たちに
劇団ファン系の人たちが少し混じってるか、くらいの塩梅

りびんぐでっどの前に、

100年前に初演された身替座禅という
中村勘三郎さんが演じる喜劇をまずは鑑賞。
これがなかなか面白くて感激
何しろ、席は花道のベタピンで、それこそ、舞台裏にひっこんだ
喉のコンディションがよくないのか
勘三郎さんの咳ばらいが聞こえてくるような場所

怖い奥さんに隠れて、若い愛人？花子のところへいって
ほろ酔い加減の千鳥足と
一夜の逢瀬ででへへな満足顔で戻ってくる右京（中村勘三郎）
花道の端から端までつかって観客の視線を一身に集めた
その身体いっぱい、表情、指先までの演技の素晴らしいこと

いや～、歌舞伎って意外と面白いですね～

怖い奥さん役の坂東三津五郎さんも、どうみてもおばあさん、というか
おじいさんか、、年の人らしいのですが、それが
また、そのだらしない夫を思う気持ちが少女のようでもあり
怒りながらもオイオイ泣くところなんかは、可愛らしくもあり
なんだか共感？してしまいました。

で、メインの　大江戸りびんぐでっど　ですが、

タイトル通り、ゾンビの話しで、MJのスリラーかっちゅう、
踊りがあったり、言葉も現代風でわかりやすいし

それこそ、染五郎さん、勘太郎さん、中村獅童さんなど
私でも顔わかるっていう、スター勢揃い、それも
魚のかぶりもんかぶったり、江頭２：５０かちゅう死神ボディスーツ着せられたり、

さすがクドカンというはじっけぷり。。で、

なんだかとっちらかって、どこが焦点だか今ひとつつかめませんでした

でも、逆に言えば、伝統ある歌舞伎をクドカンがかきまわしてるからこそ
私も観に来ようと思ったんだし、いろんな表現の実験としては
面白いからそれでいいのかな。。

観劇の後の、振り返りMTGのディナーは、
昭和通り沿いのナイルレストラン。。いつもの通り
ムルギランチ　（なんで夕方なのにランチなんだ）
にラッシーで、（ほぼ半強制、ま美味しいからいいか）

店長さんが言うには、海老蔵さんは公演中は毎日食べにきたり歌舞伎座御用達だと。
確かに目の前で、中村勘三郎さん用の出前の品を、
ピックアップに若い作務衣を着たスタッフ（？）の方がとりにきてました。

カレーパワー　＝　歌舞伎パワー？

それにしても、昼、夜と出ずっぱりで、本気大変ですね。。
毎日演目があると聞いて、のけぞるくらいびっくりした。
喉はもちろん体力第一か。コンディションつくるのも仕事のうちか。