アメリカ沿岸警備隊の訓練所の教官と、そのもとで
猛訓練を受ける訓練生との間に生じる反発、そしてそれが
最後には相互理解にまで成長していく過程を描いています。
この辺の関係は、
2000年「ザー・ダイバー」(監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア)
における、教官ロバート・デ・ニーロと訓練生キューバー・
グッディング・ジュニアの関係を連想させるものがあります。
本作では、海難事故の人命救助活動に伝説的な名声を
残す教官が、全くの信心訓令性に人命救助のイロハから
厳しく教え込み、その教育方法に反発しながらも、
次第に技量を身に着けていく若き訓練生の姿を描いています。
荒れ狂う海で海難事故に陥った人間を救出しようとする
わけですから、どうしたって「命がけ」の作業です。
そういう状況下にあって、救助する人間には、冷静で
的確な判断力が求められるのですから、それこそ
「ハンパない」仕事です。
そういえば、邦画にも、よく似たモチーフで
2004年「海猿 うみざる」(監督:羽住英一郎/主演:伊藤英明)
という作品があり、さらに続編も幾つか製作されていますから、
通俗的と言えば確かにその通りですが、一方では視覚的にも
映画に向いたテーマと言えるかもしれません。
***************************************
「守護神」 2006年 監督:アンドリュー・ディヴィス
***************************************
ケヴィン・コスナー/アシュトン・カッチャー
主演は、ニンキスターのケヴィン・コスナー/
監督・製作・主演を務めた、
1990年「ダンス・ウィズ・ウルブス」では、演技部門ではなく、
作品賞と監督賞で、アカデミー賞に輝きました。
ただ、個人的には、監督としての作品は、やたらに
長尺の印象があってあまり評価していません。
案の定、「ポストマン」では最低映画賞などにも輝いている
ようです。 ホント、とにかく長いんだから。
共演の新人訓練生には、
2013年「スティーブ・ジョブス」(監督:ジョシュ・マイケル・スターン)
で、ジョブス役を演じたアシュトン・カッチャー/
また、ベテラン俳優のジョン・ハードも出演していました。
監督は、
1993年「逃亡者」(主演:ハリソン・フォード)
1998年「ダイヤルM」(主演:マイケル・ダグラス)などの
アンドリュー・ディヴィス/が務めています。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
にほんブログ村