421「守護神」→海難救助 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

アメリカ沿岸警備隊の訓練所の教官と、そのもとで

猛訓練を受ける訓練生との間に生じる反発、そしてそれが

最後には相互理解にまで成長していく過程を描いています。

この辺の関係は、

2000年「ザー・ダイバー」(監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア)

における、教官ロバート・デ・ニーロと訓練生キューバー・

グッディング・ジュニアの関係を連想させるものがあります。

本作では、海難事故の人命救助活動に伝説的な名声を

残す教官が、全くの信心訓令性に人命救助のイロハから

厳しく教え込み、その教育方法に反発しながらも、

次第に技量を身に着けていく若き訓練生の姿を描いています。

 

荒れ狂う海で海難事故に陥った人間を救出しようとする

わけですから、どうしたって「命がけ」の作業です。

そういう状況下にあって、救助する人間には、冷静で

的確な判断力が求められるのですから、それこそ

「ハンパない」仕事です。

 

そういえば、邦画にも、よく似たモチーフで

2004年「海猿 うみざる」(監督:羽住英一郎/主演:伊藤英明)

という作品があり、さらに続編も幾つか製作されていますから、

通俗的と言えば確かにその通りですが、一方では視覚的にも

映画に向いたテーマと言えるかもしれません。

 

 

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「守護神」  2006年 監督:アンドリュー・ディヴィス

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ケヴィン・コスナー/アシュトン・カッチャー

 

主演は、ニンキスターのケヴィン・コスナー/

監督・製作・主演を務めた、

1990年「ダンス・ウィズ・ウルブス」では、演技部門ではなく、

作品賞と監督賞で、アカデミー賞に輝きました。

ただ、個人的には、監督としての作品は、やたらに

長尺の印象があってあまり評価していません。

案の定、「ポストマン」では最低映画賞などにも輝いている

ようです。 ホント、とにかく長いんだから。

 

共演の新人訓練生には、

2013年「スティーブ・ジョブス」(監督:ジョシュ・マイケル・スターン)

で、ジョブス役を演じたアシュトン・カッチャー/

また、ベテラン俳優のジョン・ハードも出演していました。

 

監督は、

1993年「逃亡者」(主演:ハリソン・フォード)

1998年「ダイヤルM」(主演:マイケル・ダグラス)などの

アンドリュー・ディヴィス/が務めています。

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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