407「ブリッジ・オブ・スパイ」→スパイ交換 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。


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1960年代の、いわゆる米ソ冷戦下において、アメリカ側の

偵察機(ロッキードU-)がソ連領内で撃墜された「Uー2撃墜事件」

(1960年)のその後のシビアな顛末を描いています。

この撃墜を受けて、アメリカ側は当初こんな発表をしました。

~気象データを収集していた民間機が機器の故障で

  操縦不能に陥ったもの~

こうした不測の場合には、操縦士は携帯した薬で「自殺」する

ように命令されていましたし、また「撃墜」ということですから、

機体も残っていないとの判断がこうした声明発表になったのでしょう。

ところが、その「U-2機」の操縦士パワーズは生存しており、これが

「偵察飛行」だったこと、つまり「スパイ行為」だったことを自白する

という事態に発展し、たちまち米ソ間には緊張が広がりました。

 

この事件の少し前のこと、アメリカ国内では正体が発覚した

ソ連側スパイの一人であるアベルが身柄が拘束されていました。

スパイですから、普通は「死刑判決」は免れないものです。

ところが、たかたまこの裁判の弁護を担当することになった

弁護士ドノヴァンは、

~アベルを生かしておくことで、役に立つこともある~

との考えに立ち、政府関係者に対しても、「死刑」は得策でないと

訴え始めます。

この後、複雑な経緯を辿って、アメリカ操縦士パワーズと、

ソ連側スパイ・アベルとの「スパイ交換」が模索されます。

 

この結果としてベルリンのグリーニッケ橋の上でのアメリカ対

ソ連の「スパイ交換」が実現したわけですが、本作のタイトル

である「ブリッジ・オブ・スパイ」はそのことを意味しています。

 

本作には関係のないまったくの余談ですが、こうしたスパイ活動に

対して世界中で最も鈍感な民族として、我がヤマト民族がしばしば

挙げられるようです。

 

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「ブリッジ・オブ・スパイ」  2015年 監督:スティーヴン・スピルバーグ 

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     中央) トム・ハンクス

 

ソ連スパイ・アベルの官選弁護人ジェームズ・ドノヴァン役に

1993年「フィラデルフィア」(監督:ジョナサン・デミ)

1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」(監督:ロバート・ゼメキス)で

2年連続のAW主演男優賞を獲得した名優トム・ハンクス。

最近に至っても、

2016年「ハドソン川の奇跡」(監督:クリント・イーストウッド)

2017年「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

     (監督:スティーヴン・スピルバーグ)

など、精力的な活躍を見せているところです。

 

ソ連スパイ・アベル役はイギリス出身のマーク・ライランスが演じ、

本作ではAW助演男優賞を初めとして数々の演技賞に輝きました。

2017年の話題作である「ダンケルク」(監督:クリストファー・ノーラン)

にも出演しているそうです。

 

他にはアラン・アルダ。

古くは、1979年「ある上院議員の私生活」(監督:ジェリーシャッツバーグ)

1993年「マンハッタン殺人ミステリー」(監督:ウディ・アレン)

2004年「アビエイター」(監督:マーティン・スコセッシ)

この俳優に接すると、ついつい「上院議員」を連想してしまいます。

 

監督のステーヴン・スピルバーグについては、ことさらの説明は

不要でしょう。

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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