394「黄金」→一攫千金の夢 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。


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メッチャ古い作品ですが、やはり名作の一本に数えてよい

出来栄えになっています。

お話は、タイトル通りに「黄金」の一攫千金を夢見た三人の

山師の行動を中心にして展開されていきます。

この三人の個性もきっちり描き分けられていますし、

また映画的には、運よく砂金を掘り当てたり、あるいは山賊が

登場したり、はたまた仲間三人の心に疑心暗鬼の気持ちが

芽生えたりなど、何十年も以前の作品とは思えないほどに

サービスたっぷりで、なかなかに起伏に富んだ描写になっています。

特に印象的なのは、山師を演じたウォルター・ヒューストンの

存在感と、やはりラストシーンを挙げるべきでしょう。

特にラストシーンは、当時としてもインパクトのある画面だった

せいか、後にはこの手法をちゃっかりパクったような作品も

登場しました。

気が付いた範囲で指摘するなら、これもメッチャ古い作品ですが、

ジャン・ギャバンとアラン・ドロンというフランス映画界の当時の

二大スターが共演した犯罪映画、1963年「地下室のメロディ」

(監督:アンリ・ヴェルヌイユ)のラストシーンがそうでした。

未見の方のために具体的な説明は避けますが、

「風(黄金)」と「水(地下室のメロディ)」の違いはあるものの、

その描写はまるで「双子」のごとくに感じたものです。

 

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「黄金」  1948年 監督:ジョン・ヒューストン 
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左から)ハンフリー・ボガート/ティム・ホルト/ウォルター・ヒューストン

 

出演は、この3年後の作品、

1951年「アフリカの女王」(監督:ジョン・ヒューストン)で

念願のAW主演男優賞を得た、時代を象徴する大スターだった

ハンフリー・ボガート/

そして、本作でAW助演男優賞を手にしたウォルター・ヒューストン/

その清廉で豪快なキャラクターには画面を圧倒するほどの

生気と迫力が備わっていました。

他には、ティム・ホルトの名がありますが、あまりに古いので

よくは知らない俳優さんです。

 

監督は、ウォルターの息子であるジョン・ヒューストン/

実は本作でAW監督賞を獲得しているのですが、このことは、

~親子が同一作品で揃ってアカデミー賞を受賞した最初の作品~

というとても稀有なケースとなったようです。

 

ちなみに、

1990年「ホワイトハンター ブラックハート」

     (監督&主演:クリント・イーストウッド)は、

このジョン・ヒューストン監督が「アフリカの女王」撮影のために

アフリカに滞在した時のエピソードをモデルにして製作された

作品です。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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