映画横丁758番地

生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。


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実在の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890年)と、

その親友画家ポール・ゴーギャン(1848-1903年)との関わりを

中心に描いた、これまたメッチャ古い作品です。

ゴッホが生来の「激情」を備えていたことは、「炎の人」という

邦題にも示されている通りです。

ゴーギャンとは親友でありながら、絵に対する感性や生活感覚には

大きな隔たりがあって、それがまたゴッホにとっては大きな

精神的ストレスとして積もっていき、やがてはそうして積もった精神的

ストレスから、あの有名な自傷事件(耳を切り落とす)を引き起こし、

自らの意思で最期(ピストル自殺)を迎える姿は、本作でも

取り上げられています。

ゴッホとゴーギャンが一時期「共同生活」(1888年)をしたことは、

有名なだけにそれなりに長い期間だったと思い込んでいましたが、

実際には「9週間」程度だったようで、この後の二人は再会することは

ありませんでした。

ただ手紙でのやり取りは続けられ、実際ゴーギャンからアトリエ新設の

提案もなされていました。

これが実現に及ばなかったのは、それから間もなくゴッホが自殺に

及んだからです。

 

余談ですが、当時のヨーロッパでは「ジャポニズム」(日本趣味)が注目を

浴び、実際ゴッホなども「浮世絵」の模写作品を残しているほどです。

ゴッホの生きた時代は、日本の「幕末期」に当たりますから、

いわゆる「化政文化」(文化文政時代/1804-1830年)が持つ

エネルギーを、画家のひとりとして感じ取っていたのかもしれません。

 

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 「炎の人ゴッホ」  1956年 監督:ヴィンセント・ミネリ
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ゴッホ:カーク・ダグラス/ゴーギャン:アンソニー・クイン

 

ゴッホ役にはカーク・ダグラス。

このカークの息子がオスカー俳優のマイケル・ダグラス・・・

というより、現在では名優マイケルの父親がカークだと言った方が

分かりやすいのかもしれません。

もちろんカークも名優のひとりであり、

1949年「チャンピオン」ではAW賞主演男優賞にノミネートされ、

本作では、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。

なんでも、現在101歳とのことです。

 

共演のゴーギャン役には、これまた名優のアンソニー・クイン。

1952年「革命児サパタ」(主演:マーロン・ブランド)と

本作で、二度のAW助演男優賞に輝いています。

ちなみに、息子のフランチェスコも俳優で、

1986年「プラトーン」などに出演していました。

 

監督は、この二年後、

1958年「恋の手ほどき」でAW賞監督賞を受賞することになる

ヴィンセント・ミネリ。

一時期、女優のジュディ・ガーランドと結婚しており、その時に生まれた

のが、後の女優・ライザ・ミネリという関係になります。

ジュディ自身は何度かオスカー候補になりながら受賞には

至りませんでしたが、娘のライザは、

1972年「キャバレー」でAW賞主演女優賞を獲得しています。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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