映画横丁758番地

生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。


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これまたメッチャ古い映画で恐縮ですが、今回は、1956年に製作された

イタリア映画「鉄道員」を取り上げました。

題名は似ていますが、勿論のこと1999年の邦画「鉄道員(ぽっぽや)」とは

全く別の作品です。

タイトルはあくまでも「鉄道員」であり、公開当時から由緒正しく

(てつどういん)と呼ばれていました。

当時としては、決して珍しいことでもありませんでしたが、カラーでは

なく、「モノクロ」作品として提供されました。

 

昨今の鮮明な「カラー作品」や、あるいは「CGテクニック」を駆使

した作品を見慣れてしまった方にとっては、逆にある種の新鮮さを

感じ取ることができるのかもしれません。

 

またお話の内容もタイトル通りに、とある「鉄道員」のありふれた

家庭そのものを描いています。

現代では死後?になりつつありますが、かつては「頑固オヤジ」という

言葉もあって、家庭の中での「父親」は、文字通り「家長」であり、

大きな権限?を有していました。

 

ですから、己の意思を持った若い娘などがそうした厳格な父親と

衝突をすることもありました。

なんでも服従することをよしとはしない。

第二次世界大戦以後、急激に発展した「女性の自立」への

過渡期だったかもしれません。

本作は、普通にあり得るそうした「父と娘」の確執を含めて、

描いています。

 

ですから、派手なアクションなどは一切登場しませんので、その点には

充分ご留意ください。

 

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 「鉄道員」  1956年 監督:ピエトロ・ジェルミ
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中央)父親=ピエトロ・ジェルミ/右)娘=シルヴァ・コシナ

 

監督と父親を務めたのが、当時「イタリアン・ネオレアリズム」と

呼ばれる作風の代表的な人物の一人にも挙げられるピエトロ・ジェルミで、

殊に、後の作品である1959年「刑事」でのサングラス顔では

強烈な印象を残しました。

本作では、病気を抱えて死にゆく男を演じましたが、実際の

ジェルミも60歳の若さでこの世を去っています。

 

さて、本作の「映画音楽」も取り上げておくべきかもしれません。

本作に登場した「映画音楽」、いわゆる「スクリーン・ミュージック」

は傑作と評すべきものでしょう。

 

特に、子供のセリフも入ったサウンド・トラック盤は、大きな人気を

呼び、そのことと相まって本作を「名作」の域に上げたと言っても

過言ではなく、これがなければ、ハリウッドではなくイタリアで、

しかも元々地味に作られた本作がこれほどの注目を集めることも

なかったかもしれません。

 

その音楽を担当したのが、カルロ・ルスティケッリ。

後に1959年「刑事」、1963年「ブーベの恋人」などでも、

映画音楽としても大ヒットを飛ばしています。

 

特に「刑事」に使われた~アモーレ アモーレ アモーレ ミオ~で始まる

主題歌「死ぬほど愛して」は、当時の子供までもは真似をするくらいに

大ヒットしたそうです。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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