今日も見事に朝の4時起き。
もはや恒例行事、いや、ニワトリ並・・・、
もしくはジジイ化現象とも言うべき目覚めの良さ。

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ホテルの窓から見えるエンパイアステートビルが美しい。
天気が良ければ行ってもいいのだが雨がチラホラ降っている・・・。
雨がやめば行ってみるか・・。

そのまま仕事を済ませる。
10時を回ったあたりで外に出る準備をする。
先日、タイムズスクエアで直した携帯があまりにも調子が悪く、
これでは全くと言っていいほど仕事にならない。

違う店に直しに行くことにした。
恐らく交換したスクリーンがサードパーティー製、
いわゆる【オリジナルではない中国製の粗悪なヤツ】だったのだろう。
チクショウ・・・やられた・・・。

本当にこういうことをわかってないと思ってやるんだよなぁ。
腹がたつ・・・。
別の携帯リペアーショップを検索し行ってみる。

が・・・入り口で、

『今日は日曜だからやってない

と断られる。

そしてまた違うショップを検索して歩き始める。
バスターミナルの中に腕利きのリペアショップがあると聞き
とにかく行ってみることに。

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それらしき店が全くない。
外にいる警察官に聞くと建物の中にキヨスクみたいな形であるよと言われ
もう一度中に入る。

やっと見つけたと思ったがあまりにも怪しすぎる・・・。

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【本当に出来んのかよ??】

と疑念しかない。
とりあえず彼にいろいろ質問してみた。

『数日前にスクリーンを交換してから、
3D TOUCHの機能がうまく反応しないんだけれど原因は何が考えられる?』

無愛想に彼が答える。

『スクリーンがアフターマーケット製かマザーボードがおかしいか・・・

彼の正しい答えにちょっと驚く。
ボクの予想と同じだ・・・。

実はボクGACKTは自分でiphoneをバラバラにして改造し、
組み立てて元どおりに直すことのできる・・・、
この業界唯一と言っていいミュージシャンだろう。
プログラムのちょっとした書き換えもしたりする。
つまりはかなりのオタクだ。

『いくらかかる?』

と聞くと、

『正規のスクリーンに交換するなら130ドルぐらい・・・

返ってくる無愛想な即答ではあるが
極めて妥当な金額だ・・・。

『じゃあ、交換してみてくれるか?時間はどれぐらいかかる?』

と聞くと、

『15分もあれば・・・』

おいおいおいおい15分って。
随分慣れたヤツでも20分から25分はかかるんだぞ、この作業に。
そう思いながら携帯を渡すと座って作業するわけでもなく、
立ちながら片側の耳に携帯を当て電話をしながら作業を始めた。

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そして、
外して行く極小のビスを無造作にテーブルの上に置いて行く。

そんなビスの乱雑な置き方をしたら
作業効率が悪くなるだろ?と思いながら横で見ていた。

Iphoneに使われているビスの種類はかなり多くて細かく、
一見同じように見えるが実は違う。
しかも一つ一つがあまりにも小さいために
入れる場所を間違えたまま使ったり
よくわからなくなって適当にする業者も多い。

外したビスが無造作にテーブルの上に並んでいるのを見ながら、

『コイツ、絶対に15分じゃできないだろう・・・』

と、横で怪訝な顔をしながら見ているボク・・・。
冷静に考えるとニューヨークまで来て何やってんだって話だ・・・。

ところが、
予想以上いや全然想像もしていなかったスピードであっという間に
スクリーンを外してそこから必要なパーツを外しては
新しいスクリーンに移行して行く。
しかも外したものをクロスでキュッキュッと拭いているのを見ると
かなり性格が細かい。

『コイツ・・・やるな・・・・』

と驚きを悟られないように横で作業を見るボク。
しかもだ。

次々に客がやってくる。
そして手を止めることなく客の質問に正確に答えを必ず返す。

『コイツ、かなりマニアックなヤツだ・・・!!!』

英語の発音が変わっているのでどこから来たのかを聞くと、

『タジキスタン・・・』

とポロっと呟く。

そうか、そりゃそうだ。
知らない国へ来て仕事をするのにこれぐらいのことができなかったら
食べてはいけない・・・と
改めて【芸は身を救うという言葉の意味を噛みしめる。

何事もこだわってしっかりやっていれば、
必ずそれは仕事にもなるしメイクマネーができる。
彼自身も雇われて働くよりも例えこんな小さな店でも
自分でやった方がそりゃぁ収入だってマシなはずだ。

にしても手際がいい。
中を見てチェックをしながら、

『マザーボードは問題なくて、
スクリーンが社外製のダメなヤツだよ、これ・・・

と、スクリーンの裏を見せられる。
確かにダメなヤツだ。
あの業者め・・・腹立つ・・・。

そして、
手際も細かくビスの間違いを指摘する。

『こんなところにこのビス入れちゃダメだ・・・

と、細かく間違いを指摘する。
ヤバすぎる・・・。
15分でかなり綺麗に仕上がった状態で手渡される。

『これで動かなかったら教えてよ。
もっと細かく調べるから・・・』

あまりの手際の良さに拍手してしまった。
しかもだ。
この作業の間に色んな人間が壊れた携帯をまとめて3つ4つ持ってくる。

恐らく、
この彼の腕がいいってことを知っていて
みんながまとめて直しにくるのだろう。

素晴らしい!!!

まさか、
こんなところでこんな職人に出会うとは!!!
もう一つの携帯のスクリーンも明日交換しにここにこよう。

握手をして感動したことを伝えたら
初めて笑った。

『なんかあったらいつでも来て・・・』

世界は広い。
本当に。
色んな奴がいる。
才能を持った奴が五万といる。

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そのまま車に乗って
ここから回るヨーロッパ分の服を買いに行くことに。
最近ボクのお気に入りの
ポーカーファッション用のパーカーを見に行く。

ドルガバに到着するが、
隣が偶然にもトランプタワーだ。

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『こんなにも大きいのか?トランプタワーって・・・

と、完全におのぼりさんだ。
中に入ってちゃっちゃと服を決める予定だったが、
店員のテンポが遅い・・・。

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用意するのに相当時間がかかっている。
店内を見渡しているうちにかなり目を惹くカバンを発見。

『ドルガバにこんなのあったんだ・・・』

と鏡越しにチェックして一枚撮ってみる。
かなりいい。

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このベルトの部分がバックルで簡単に外れるようなら
即買いだな・・・と思いながら皮の発色の良さに惹かれる。
これは本当に素晴らしい皮だ。

こんな皮のバッグ見たことがない・・・。

『ドルガバにこんなのあったんだ・・・』

と何度も同じセリフが口から溢れる。
買うか買わないか迷っていた。
店員が近づいて来たので値段を聞いてみる。

『これいくら??』

『え〜〜〜っと、27000ドルです』

『はぁ?』

聞き間違いかと思ったが何度聞いても同じ答え。
ウソだろ、
このカバン300万近くすんの???
危ない危ない!!!

流れで買うところだった・・・。

勘弁してくれよ〜〜、
マイケルジャクソンじゃあるまいし。
ディス・・・ディス・・・ってやるとこじゃん。

そんなことを思いながら買うかどうかを迷ってるボク。
まあ、
気に入らない部分があるのに買う必要はないか・・・と
後ろ髪を引かれながら店を出た。

カフェで一息つきながらさっきのカバンのことを思い出す。

今日はなんだか驚くことが一杯だ・・・。
まだまだ今日は何かが起きそうだ。

さて、
食事をしたら少し飲みにでも行くかな・・・。
にしても300万って・・・。
いやぁ〜ナイナイ・・・。

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  • ”時差ボケ旅行記〜芸は身を助ける〜”

    ニューヨークは中途ハンパじゃ生き残れない何にしてもニューヨークに生き残っている人々は本物だすごい事だと思っています。いいなー愛想が悪くても いいから記事の中に出てくる携帯ショップの人みたいな美容師職人になりたい。さてさて練習、練習。。。

    岩田正子

    2017-07-25 12:53:47

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