こんにちは、りこみです。

 

5月下旬に京都に行った日は

あいにくの本格的雨でした。

それで見たかった寺社は諦めまして

雨でも楽しめそうな博物館へ。

 

その三条通がやたらにモダンで

すてきだった!

京都ビギナーとしては三条というと

三条京阪、河原町三条とかいろいろな

地名や駅名で頭がいつも混乱しますが

そこは河原町通と烏丸通に挟まれた辺り。

 

 

歩いていたら洋館が目につき

とってもモダンな香りが。

なんでしょう…この風格、格好よすぎ。

 

これは家邊徳時計店。

一階のテナントは

かつての時計店ではありませんが

現役のおしゃれショップなんですね!

 

 

歩いているとあちこちに洋館があり

京都にもこんなエリアがあるんだ…と

とても新鮮でした。

 

これは日本生命京都三条ビル旧棟とか。

1階はこれもまたおしゃれなテナントでした。

明治大正時代の過去形の建築物ではなく

現役で京都の街を形作っているんですね。

 

 

町家づくりの古いお店と

洋館が妙に調和しているんです。

和でも洋でも古いものという共通点が

あると相乗効果ですてきな

雰囲気を生み出すんだなぁ。

 

 

そしてこの日の目的地であるこちらが

どーんと目に入ってきました。

 

「京都文化博物館」

…こう聞くと、

そそられないなと感じてしまいがちな

ひねりのない名前ですが

中は一見の価値ありでした。

(これは別館です)

 

この威風堂々とした赤レンガの雰囲気は

既視感があります。

そう東京駅っぽい!

 

それもそのはず

同じ方(辰野金吾氏)が作られたそうです。

 

こちらは博物館の別館となっており

明治39年築。

その後は昭和40年まで…

つまり60年くらい前までは

日本銀行の京都支店だったらしい!

 

 

中にはスタッフさんも誰もいませんでしたが

無料で見学させていただけます。

 

当時の日銀時代のカウンターも残っています。

このカウンターの向こう側が営業室ですね。

 

 

天井部とかもすごく凝っていて

美しい。

なんだか旅先で見かけた教会に

ふらっと入らせてもらった気分で

ベンチに座ってしばらく天井を見上げ

この荘厳さに浸らせて頂きました。

 

 

カウンター側から先ほど眺めていた

内部にも入れました。

がらーん…

 

かつてはここに銀行員たちのデスクがあり

タイプライターだとか使っていた様子の

写真だか画像を見ました。

そういうのを見ると途端に、

当時の銀行内部の賑わいが色と音をつけて

目の前に現れるようです。

 

今はホールとしてたまにコンサートなどの

イベントなどに使用されているとか。

 

 

奥にはテナントで店やカフェも。

 

こういう歴史的建造物内にある

カフェに私は弱い。

雨じゃなければなぁ。

歴史ある建物を眺め

古い時代に思いを馳せながら

お茶したくなります。

 

こちらは前田珈琲さんで

元金庫室のシックな店内席も

いかにもすてきそうです。

 

 

その後は地下鉄烏丸御池に向かったのですが

駅に直結してこれまた素敵な建物!

 

新風館です。

旧京都中央電話局だとか。

おしゃれなテナントがずらり。

そして半分はホテルになっているよう。

緑の植栽と雨の日でも明るい光で

東京都心みたいな洗練された雰囲気でした。

 

雨じゃなかったら訪れていなかった

三条エリアだったので、こんな雨も

悪くないのかも…という気持ちです。

でも雨ではない日に他にもたくさんある

洋館巡りをするのも楽しそうです。