「サンパウ」完結編! 最後までサプライズでした! | 日本ワイン血風録!

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しばらく間があいてしまいました。すみません。いよいよ、人生最高のサプライズディナー「サンパウ」完結編です。


本日もランチ休憩の合間10分を使って、一気に書き上げます。下書きは通勤時間にしてあるんですけどね(笑)。


デザートの前に、残りのワインを楽しみながらチーズ・・・という趣向です。もちろんこれに合わせたグラスワインもたのんだりできます。


しかもチーズは5種類! さらにそれぞれと合わせられるように、ほの甘系の付け合わせが!





1.木苺のサラダ&コロミエール
コロミエールは、ブリやカマンベールと並び称される白かびチーズですね。牛乳からなので、とても食べやすい。そして木苺と食べると、ブルゴーニュワインと一緒に食べるときのような、素敵な香りが口いっぱいに広がります。赤ワインとの相性もばっちり。


2.赤ワインとすいか&イボレス
イボレスは、山羊のチーズ。エストラマドゥーラ地方で、どんぐりを食べて育つそうです。子山羊の胃袋を使って凝固させます。表面はかたく中身はしっとり。味はねっとりとクリーミー。これがさわやかなすいかの香りと面白いマリアージュです。


3.松の実のガレッタ&プリニー・サンピエール
ブリニー・サンピエールは、フランスのベリー地方のチーズで、山羊乳を使って作るシェブールタイプ。ピラミッド型をしています。ちょっとラム肉系の強い香りがあり癖はありますが、松の実の香ばしい香りとの相性は抜群でした。




4.ハーブのビスキュイ・ハチミツ&ボーフォール
ビスキュイとは、二度(Bis)焼く(Cuit)という意味でかつては軍用食にもなっていたという固い生地のパン。今回は、そこにハーブを加えています。ボーフォールはフランスの有名なチーズですよね。ハードタイプで、アルプス山系の山々で作られることから「山のチーズ」と呼ばれています。ハーブの青い香りと山のチーズよく合います。


5.トマト・バジル&ゴルゴンゾーラ・ドルチェ
キューブ型に固めたトマトにちょこんとバジルの葉。シンプルだけどとってもおいしい。そして、珍しいゴルゴンゾーラのドルチェ。あまりデザートには使われないと思っていましたが、チーズケーキ風に仕上がっています。少しぴりっとした感じですが、甘みもあってマスカルポーネっぽい感じも。トマトの酸味とよく合っていました。



このあたりで、ワインも無事飲み干し、さらに驚きのデザートが現れます(笑)。ちなみに、デザートワインとして、シェリー酒のクリームも出してくださいました。


第1デザート:フルーツの宝石箱
「こちらはサプライズですので、詳しく説明しません」と出されたのは、キューブ上に作られた半透明のゼリーの箱の中に、さまざまな果物のムースや果肉、ココナッツクリームなどがつめこまれています。こわれちゃいそうだったので、一口でぱくり。あーこれはキウイ? そしてベリー系の何か? バナナっぽいもの? すでに口の中でマリアージュして渾然一体となっているので、わかりませんが、爽やかな果実味入れ替わり立ち替わりつつ、ココナッツのフレーバーがそれらを一つにまとめあげている・・・といった感じ。口の中が驚きでいっぱいです。


第2デザート:チョコレートとオレンジ
驚きのあとは、ちょっとシンプルに。でも意外な組み合わせ。チョコっぽさと柑橘系の酸味、意外と合います。

さあ、これで終わり!・・・ではありません。もうここまででとっくにノックアウトされているのに、最後の最後で、遊園地みたいな素敵な品々が。ちっちゃなちっちゃなデザートたちがあらわれました。デザート版ミクロメニューといった感じですね。


パステレリーアからお好みのトレイ


1.ピレルタ
杏仁豆腐をそのままアイスキャンデーにしたような味わい。きくと、アマレット(杏の核を使ったイタリア産のリキュール)を使っているのだそうです。このグループの中では、。これが一番おいしかった!


2.バエウサミコのアイス
バルサミコの酸味がいいアクセントの、でもきちんとクリーミーな、爽やかなアイスクリーム。


3.ベイリーズのトリュフ
ベイリーズとは、アイリッシュ・ウィスキーとクリームがベースのアイルランド産リキュール。トリュフチョコのフレイバー付けに使われていますが、クリーミーなのに大人の味。


4.コーヒーマジパン
アーモンドと砂糖を練り合わせて作るのがマジパン。ドイツのリューベックが起源だそうですが、フランス料理とかにも出てきますよね。こちらは、コーヒーのフレイバーが前面にでたマジパンです。コーヒーそのものを味わっているような不思議なパンです。




5.甘草とシドラルのスティック
ほの甘く漢方薬っぽいフレイバー。そして何よりも不思議なのは、口の中で溶かすと、しゅわしゅわっという発泡感があります。シドラルとは、シードルのことなのか? よくこんな食感ができたもんだ!


6.山葵チョコ
今回、一番驚きの一品。まさかこの二つが合うとは思いませんでした。山葵は、天然物のいいものしくて辛さはほとんどなく、気持ちムース?状に加工されています。食べた感じは? そうですね。山葵をハーブの一つととらえてチョコに爽やかな香りづけをした・・・という感じでしょうか? グリーンと黒のコントラストもなかなか素敵です。これは日本人では決して生み出せなかった取り合わせだと思います。


7.海苔とカカオ
これも驚きの一品。長い軸の上に、国旗でもたてるように海苔がはためいている感じですね。でも味は、それほど驚かなかったです。カカオと海苔の味はけっこうなじんでました。


8.サブレ・ブレトン
ブルターニュ風のサブレ。少し固めの食感がいい感じ。


9.カボチャとラムレーズンのチュピート
チュピートって、あるバーテンダーさんから「様々なリキュールを小さな小さなグラスで、ストレートで一気に飲み干す飲み方」と教わったことがありまが、おそらく、ぐい飲みくらいな大きさのグラスのことをいうんでしょうね。小さな小さなグラスに、カボチャのムース+ラムレーズン。かぼちゃのかすかな甘み、そしてラムレーズンの大人の香りがマッチしてます。


あー疲れた! 数えてみたら全部で25種類(チーズの付け合わせも数に入れるとなんと30種類!)。


まさに、最後まで、サプライズで圧倒される感じでした。くつろいでゆっくり食べるのもいいと思いますが、今回は、一つ一つがあまりにも凝っているので、味覚、嗅覚を全開にして食べてみたい・・・という気持ちに自然にさせてくれました。おかげさまで結構記憶もくっきり。ただ、あまりにも料理がおいしくて、二杯目の赤ワイン、何を飲んだのか思い出せません(笑)。


カルメさんは、この直後来日されたとのことで、忙しくなければお会いしたかったなあ。スペイン初の女性三ツ星シェフになってしまったため、取材が殺到して大変だそうですが、自分の原点を忘れない謙虚な方だそうです。

うれしいのは、カルメさんは、日本のことが大好きだそうで、「自分の周囲に壁を立てないとまずいと思うほど、何もかもが刺激的な国です」とどこかのインタビューでおっしゃっていました。


「おしぼり」もそのひとつだそうで、日本の細やかなサービス精神に感激したそうです。おしぼりは、もちろんこのサンパウ日本橋店でも出てきましたし、サン・ポル・デ・マルの本店でも、おしぼりが出されているそうですよ。


いつか、スペインにいったらぜひ本店を訪ねてみたいと思います。皆さんもぜひボーナスが出たらいってみてください。ランチなら1時間のシンプルコースで5000円でいただけますよ。

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