キム・ウンジュさんが書かれた【+1cm(プラス1センチ) たったの1cmの差があなたの世界をがらりと変える】

 

イラスト:ヤン・ヒョンジョン

 

 

 

 

 

冒頭

 

今心の底から満足できていないことがあるのなら

 

いきなり思いきった方法でそれを変えることは難しいですし

 

失敗のリスクも高くなります。尻込みしてしまうことも多いでしょう。

 

けれど、本当にたった1cmだけ見方や考え方を変えてみるのはどうでしょうか。

 

その先には人生が、世界が、あなた自身が

がらりと変わる感動が待っているかもしれません。

 

 

ネガティブな場所から、気持ちや考えが変われば結果はきっと付いてきます。

 

この本は「人生にポジティブな変化と驚きを与えてくれる本」です。

 
もくじ
BREAKING, +1cm、視線を変えるだけでも新しい世界が見える

 

LOVING. 愛と争いを生む男女の1cmの違い

 

・FINDING. こころの奥1cmで起きること

 

RELAXING. 忙しいときほどあと1cmの余裕が必要だ

 

GETTING CLOSER. お互いに1cm近づいて

 

DREAMING. あなたの夢が叶うまで、あとたった1cm

 

プラス1cmを読んで、 "メモしておきたい" "忘れても思い出す"ように印象に残ったところをブログに書いています。

 

ほかにもポジティブな考え方 捉え方が書いているので手に取って読んでもらえたら幸いです。

 

 

FINDING. こころの奥1cmで起きること

 

 

 幸せフォルダーに移動しますか?

 

 

思ったより小さな誕生日ケーキ。

ひとりで過ごす金曜日の夜。

顔はタイプじゃない人に告白された。

一品だけの夕食のおかず。

あっさり済ませてしまった結婚式。

好みと違うお土産。

期待していたほどではない旅行先。

怪我はしなかった単身事故。

半分だけ入ったグラス。

 

幸せフォルダーに入れるか不幸フォルダーに入れるか微妙なことは

とりあえず、幸せフォルダーに入れてみよう。

一度入れれば案外馴染んで

「あれ、これって幸せかも」と思えるんだ。

 

 

 

 

 

 愛と傷

 

 

あなたの人生における、脇役の人たちに

むざむざと傷つけられてはいけない。

 

そんなときは代わりに

人生において大切な役割を担う人たちには

愛され、大事にされていると思い出そう。

 

顔を合わせたことがあるだけの同僚が悪口を言ったとしても

昔から知っている人はあなたを正しく評価してくれる。

 

通りすがりの人があなたを突き飛ばして行ってしまっても

助け起こし「大丈夫?」と心配してくれる人がいる。

 

初対面の人に冷たくされても

そばで温かく思いやってくれる人がいて

 

ライバルや知らない誰かが

あなたの能力を妬んだり、やる気をそごうとしても

あるがままの姿を信じて愛してくれる人たちがいる。

 

あなたを、よく知っている大切な人がくれる愛の確かさと

あなたを、よく知りもしない他人が与える痛みは

決して釣り合うことはない。

 

痛いの痛いのとんでいけ。

心にはもらった愛だけ残そう。

 

 

 

 魔法の言葉 呪いの言葉

 

世の中には、魔法の言葉と呪いの言葉が存在する。

 

魔法の言葉

「愛してる」

「ありがとう」

「お先にどうぞ」

「絶対に大丈夫だよ」

 

など、さまざま。

 

呪いの言葉も色々だけど

嫌な気持ちになりたくないのでここでは省略。

 

人生では両方の言葉をよく耳にする。

元気になれる魔法の言葉はいつも聞きたいし

げんなりする呪いの言葉はいつだって聞きたくない。

 

けれども皮肉なことに、頭に残るのは呪いの言葉のほうが多い。

まるで「ゾウが踏んでも壊れない」のキャッチコピーみたいに

頭にこびりついてしまうこともある。

そんなときは、深呼吸を3回。

この言葉を胸にとどめる必要なんてないときちんと割り切ろう。

 

世界には魔法の言葉と呪いの言葉の両方がたしかにあるけれど

その中から必要なものだけをわたし自身で選択できる

そのことを忘れているだけなんだ。

 

大好きな人たちからの言葉は、格言のように胸に刻み

いじめっ子の言葉は、くだらないダジャレのように聞き流そう。

 

呪いの言葉なんてわたし自身とは関係なく

その言葉を吐いた人に返っていくもの。

 

「愛してる」

「ありがとう」

「お先にどうぞ」

「絶対に大丈夫だよ」

 

魔法の言葉はわたしに届いて

ちゃんとわたしの糧になる。

 

いままで、どんな言葉を選択していたんだろう?

無意識に呪いの言葉ばかり選んでいたなら

これからは魔法の言葉を選んでいこう。

毎日、わたしに素敵な魔法をかけよう。

 

他人が言った言葉でも

わたしを生かすのも殺すのも

わたし次第なんだ。