内閣府の発表によると、結婚をしていない方や、配偶者と死別して
一人で生活を続けている、「おひとりさま」は少なくありません。

 

女性は男性より長生きするので、

女性のおひとりさまの相続が増えています。

そんな中、親族や身内が誰もいない、兄弟姉妹も高齢になっていて疎遠になっている。
甥や姪とは冠婚葬祭や年賀状のやり取りしかしていないといった状況では、
自分が亡くなった後に自分の遺産が誰に相続されるのか
または、どうなるのか不安に思っている方もいらっしゃると思います。

今回は、おひとりさまの遺産がどのように相続されるのかについて説明していきたいと思います。


亡くなられた方の財産を相続できる相続人は
法律で定められています。

無条件……配偶者

第1順位……子ども(直系卑属)
第2順位……親(直系尊属)
第3順位……兄弟姉妹

また、それぞれに相続分が定められています。


相続人や相続分についてはこちらをご参照ください。
 


遺言がある場合

遺言書が場合は、亡くなられた方の意思を尊重した遺産相続が可能となり、
相続人以外の方に財産を譲ることもできます。

もし「この人にはお世話になったから、この人に多く財産を相続させたい」
などの想いがある場合は、遺言書を活用してください。

このときに、遺留分には注意していただく必要があります。
遺留分とは相続人が法律で保障されている最低限の相続分です。

遺留分についてはこちらをご参照ください。

 

 


相続人がいない場合は、検察官又は利害関係人が家庭裁判所に請求して、
「相続財産管理人」を選定します。

その後、官報によって公告し、相続人がいれば申し出るように通達します。
広告してから2か月経過しても相続人がみつからない場合は、以下のように処理されます。

●亡くなられた方に借金などのマイナスの財産があった場合
亡くなられた方に借金などのマイナスの財産があり、債権者から申し出があった場合は、財産は債権者へ支払われます。

●特別縁故者がいた場合
家庭裁判所に請求をして、特別縁故者として認められると、請求者が財産の一部または全部を受け継ぎます。
特別縁故者に財産を譲りたいと想われている場合は、遺言書を作成したほうがいいです。
特別縁故者についてはこちらをご参照ください。

 

 

 


●国庫への帰属
相続人、受遺者、債権者及び特別縁故者がいない場合には、


民法第959条に従って、残余財産の国庫への帰属されます。


民法第959条の条文 
前条の規定により処分されなかった相続財産は、国庫に帰属する。
この場合においては、第九百五十六条第二項の規定を準用する。



財産を受け取る者が誰もいない場合、、
おひとりさまの財産は最終的に国庫に帰属することになります。

 

 

 

 


生きている間に大変お世話になった方がいると思います。
自身が積み上げた財産をその方に活用してもらえるように、
ご親族の方がいない場合は、遺言書を書かれたほうがいいと思います。

遺言書の書き方についてはこちらをご参照ください。

家族信託の小冊子を作成しました。

 

 

 

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