大切に思っている人が、自分のことも大切に思ってくれている。それはとても嬉しい。でも、その人には、大切にしている人が他にもいる。心の中で思っている優先順位は分からないけれど、少なくともかたちの上では、一番大切にしているのは自分ではない。そんなとき、辛いですよね。あきらめた方が良いかな？と思ったり、きっぱりあきらめるのがあるべき姿なのだと思ったり・・・
一人っ子なので、弟や妹ができたときの気持ちは分からないけれど、きっと、少なくとも一時期は、お母さんをとられたような気がするのではないかと思う。優先順位は下がったように見えるかもしれないけれど、弟や妹にかける時間が増えたり、弟や妹に関する心配事が多かったりするかもしれないけれど、きっと、お母さんの気持ちの中では、優先順位が下がったりはしていないのかもしれない。
そんな風に考えてみると、相手が自分のことを大切に思ってくれているうちは、自分から手を離してはいけない。仕事上でも私生活でも、日々、いろいろなことが起きるので、いつか環境が変わり、気持ちの上でもかたちの上でも、自分が一番になる日が来るかもしれない。そう思って、前を向いて歩いて行こう。必要以上にしがみつく必要はないけれど、手を離すことはいつでもできるから、もうしばらくは平常心、もちろん、そんなことは無理だけど、強い気持ちで平静を装って日々を過ごそう。
そんな風に、自分に言い聞かせている。
気がつけばクリスマスイブ。ことしもいわゆるクリぼっち。誰が言い出したのだろう？クリのボッチだなんて、頭の中はそのことでいっぱいになっちゃうよね。