注 ※ 本ブログの全ての記事は、極力 PC版にて、
ご覧になられる事をお勧め致します。
スマートフォン版だと、非常に読み辛いかと思います。
今年に入ってから、超マニアックな稀少機種の、
レストア関係の記事が続いたが、
今回は、本ブログにて、不定期で恒例となっている、
新旧 双眼鏡の一気 覗き比べ祭りである!!
リクエストを頂いた皆様、大変長らくお待たせ致しました!!
双眼鏡の覗き比べ、比較の記事は、本ブログでも
最も人気のあるテーマの一つだ。
( 過去の覗き比べの記事は、双眼鏡 比較 覗き比べ対決!!
のテーマ項目でまとめてあるので、そちらからご覧下さいませ。)
さて、では早速始めて行きたいと思う。
まずは今回、本企画に参加する双眼鏡達を紹介しよう。
比較的、ポピュラーで有名な人気機種、及び、
名機と呼ばれる機種を中心に選別させて頂いた。
勿論、ヴィンテージ双眼鏡が中心となる。
● 8倍機
・CARL ZEISS JENA DELTRINTEM 8×30 1Q
・CARL ZEISS Oberkochen 8×30B
・LEITZ WETZLAR BINUXIT 8×30
・CARL ZEISS Dialyt 8×30BGA T*P
・VIXEN COLEMAN HR 8×32 WP
・ESCHENBACH TROPHY D 8×32 ED
・CARL ZEISS Oberkochen 8×50B
・HUET S.G.O. 8×40
● 6倍機
・ SARD Mark43 6×42
● 7倍機
・CARL ZEISS Dialyt 7×42BGA T*
● 10倍機
・CARL ZEISS JENA DEKAREM 10×50
・CARL ZEISS Dialyt 10×40BGA T*P
以上の、12台である。
そして今回、初の試みとして、ゲストを招き参加して頂いた。
ゲストとして参加頂いたのは、私の友人である。
双眼鏡の覗き比べとは言っても、
いつもいつも毎回、私の感想ばかりでは、
ワンパターンになりがちかも知れないし、
たまには、違った人間の感想の方が、
皆さんも新鮮で、興味深いのでは無いだろうか!?
ただし、友人は双眼鏡マニアではなく、
双眼鏡に関しては、全くのズブの素人で、
CARL ZEISSとCARL ZEISS JENAの違いどころか、
CARL ZEISS やLEICA 等、メーカー名さえ知らない。
当然、ポロ機とダハ機の違いも知らない。
双眼鏡には、全く何の知識も持たない男である。
しかし、それこそが、今回の狙いなのである。
なまじ、中途半端な知識を持ったマニアだと、
余計な先入観やプラシーボが、どうしても介入してしまう。
余計な知識やイメージが、却って邪魔をする事もあるだろうし、
高額な機種や、有名ブランドな機種ほど、
良く見えてしまったりもするだろう。
これらは間違いなく、100%あり得る事だ。
そうではなく、何の知識も先入観も一切持たない、
ブランドイメージも持たず、プラシーボも働かない、
何の固定観念も、既成概念も無い、
そんな、マニアでも無い人間が覗いてみた時、
はたして、どう言った感想、印象を持つのか!?
私は、それを知りたかったのだ。
オーディオ等のブラインドテストに近い主旨とも言える。
とは言え、ど素人の感想とは言っても、
愚鈍で雑なタイプの人間では荷が重いだろう。
そこはやはり、鋭敏な感性、感覚の持ち主である事が望ましい。
では、今回のゲスト、友人を紹介しよう。
彼は、双眼鏡には全く何の知識も持たないが、
実は、とんでもなく凄い男なのである。
残念ながら、彼の要望にて、
プロフィール等の詳細は敢えて伏せておくが、
私が最も信頼している友人の一人である。
彼は、それぞれの双眼鏡が、いつ頃の製品で、
どんなメーカーで、いくらくらいの価格なのか!?
どう言った背景を持つ双眼鏡なのか?等と言った事も、
勿論、知る由もない。
ただし、左右の視度の合わせ方や、CF機とIF機の使い方等、
双眼鏡の使い方だけは、事前にレクチャーさせて頂き、
その後、順番に覗いてもらって、
時には交互に、何度も覗き比べてもらって、
感じた印象や、率直な感想を聞かしてもらった。
今回の覗き比べに選んだ場所は、とある池である。
また、この日は雲一つ無い、素晴らしい快晴で、
双眼鏡の覗き比べには、絶好の条件であった。
大きな池の真ん中には、浮島のようなものがあり、
そこに大きな木が1本立っている。
この木は、まるで、サギ等の野鳥のマンションのようで、
1本の木に、おびただしい数の巣があり、
常に、サギや川鵜が飛び交っている。
ズームレンズで、木の一部を撮ったのがこちら。
複数のサギの巣が確認される。
シロサギやダイサギ、数種類のサギが棲んでいる。
浮島の木の麓の水辺は、亀や水鳥達で、いつも賑わっている。
縄文蓮の池。
来月辺りになれば、蓮の花が咲き始めるだろう。
今から楽しみだ。
至る所で、アカミミガメが、日向ぼっこをしていた。
亀の殆どは、外来種のミシシッピーアカミミガメであったが、
非常に珍しく、日本固有種のニホンイシガメも居た。
恐らく、クサガメでは無いように思うのだが、
今となっては希少種だ。外来種に負けるな!!
頑張れ!!ニホンイシガメ!!
このような環境の場所であるが、
この浮島周辺や、その向こうの山並み、近くの水鳥等、
遠近双方を色々と覗いてもらって、感想を聞くと言ったものであるが、
ただ覗いてもらって、感想を聞くだけで無く、
実は「お題」もしっかりとある。
今回のお題は次の3つである。
① ベスト8倍機の選出
まずは、6台の 8×30機( もしくは、8×32機) から覗いてもらい、
8×30機のベスト3を選んでもらう。
エントリー機種は、以下の6台だ。
・CARL ZEISS JENA DELTRINTEM 8×30 1Q
・CARL ZEISS Oberkochen 8×30B
・LEITZ WETZLAR BINUXIT 8×30
・CARL ZEISS Dialyt 8×30BGA T*P
・VIXEN COLEMAN HR 8×32 WP
・ESCHENBACH TROPHY D 8×32 ED
② 10倍のポロ機とダハ機の覗き比べ。
10倍機の名機と言える、ポロとダハの代表的な2機種。
CARL ZEISS Dialyt 10×40BGA T*P と、
CARL ZEISS JENA DEKAREM 10×50 を交互に覗き比べてもらい、
その感想を聞く。
勿論、彼はどっちがダハ機で、どっちがポロ機かも知らず、
それ以前に、ダハとかポロと言った、前提知識が無い。
故に、何の既成概念も無い。
③ 今回の全ての双眼鏡の中から、ベスト3の選出
今回参加した、全ての双眼鏡の中で、ベスト3を選んでもらう。
さて、何の知識も先入観もブランドイメージも、
一切の既成概念を持たない彼が、それぞれの双眼鏡に、
一体どのような感想、印象を持つのか??
ベスト3に選ばれるのは、はたしてどの機種なのか!?
中編、そして後編に続く!!
〜 お陰様で、6年目 〜
皆様方には、心より感謝申し上げます。
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