ギターをある程度弾いてくると時々
『いいなぁ才能のある人は。自分なんて何にもないもんなぁ』
なんて意見を時々耳にすることがあります。
しかし私自身
ハッキリ言って才能もヘッタクレもありません
いや
ワタクシが言うのもなんですが
芸術事は
才能があるからやっているものとは違うと思うんです。
恐らく
ある程度経験のあるアーティストならば
皆そう答えるのではないかと思います
音楽、美術、写真、スポーツ…etc.
何かを成しえようと思った場合
何かの完成にたどり着くには
間違いなく努力が必要です
しかし言語は…
英語、フランス語、中国語…etc.
もちろん
人生に努力は付き物ですが
言語は現地にいれば
少しずつでも自然に身について行くのも事実です
少なくとも私のギターに関しては
これと一緒で
ある程度の経験を積めば
誰でもこれくらいは身につく
そんなものです
だが
私の音楽には
間違いなく
私にしか出来ない
私にしか出せない音楽がある
そりゃそうでしょうよ
それは皆一緒で
皆、それぞれに人生を経験し
それぞれの感受性で音楽をやるわけですから
それぞれが
自分にしか出来ない音楽
さらには
自分にしか出来ない芸術をもっている
例えばミュージシャンは
特別な才能を持っているわけではありません。
ただ『目立つ』だけだと私は思います
それを
言語が身につくように
長く続けていれば
自然と才能らしきものがついてくる
そんな気がします
しかし
ただダラダラと長く続けているだけでは
ある程度の次元で先へは進めなくなると私は思います。
例えば突然
後ろから銃を突きつけられ
『30秒以内に俺を笑わせてみろ』
と言われてしまった場合
ほとんどの人が
なんとかして笑わせようと必死になるはずです。
その中には
結構面白いネタになるようなものも
あるかもしれません
音楽を作るにあたり
よく
『好きなようにやっていいよ』
と言われたりします。
一見
楽なように見えますが
私は実はこれが一番嫌いなことです
これは明らかに
プロデューサー、ディレクター等の怠慢でしょう
この曲は
リズムはジェンベしか使わない
ベースはひたすらCmを重低音でならすこと。
あなたは短3度と5度は絶対に使わずに
ギターシンセのストリングス音のみで
フレーズを構築してきてくれ
と制約があった方が逆に
クリエイティヴなものが出来上がると私は思います
即興演奏にしてもそうです。
演奏する前に
何かルールを決めてやるのです
最初は
リズム隊だけで調は『F』。
途中でギターが入ってきたら8小節後には『Cdim』に切り替えて
思いっきり重厚感を出していこう
拍子は4/4拍子から8分の5拍子がいい
例えばこういうルールがあれば
音楽はミュージシャンを通して
ドンドン恐ろしい美しいハーモニーを
提供してくれることでしょう
絵を描くとき
色鉛筆を3色しか使わず
夕焼けを書いてみよう
とか
野球のスターティングオーダーは
今日はこれで行く
これらみんな一緒なのではないかなぁ
少なくとも私は才能があるわけではなく
Guitar prominenceのルールの下に
経験を積んでいるだけに過ぎないということですな
日常についても
今日は飲み物はコーラしか飲まないルール
今日は語尾に全て『さかなの名前』をつけて過ごしてみよう。
『おはようございますかます!』
『今日の俺の顔は浮腫んでるでしょういしもち』
このような暮らしをしていたら
人は『あいつのようにはなりたくない』
とか
『いいなぁ楽しそうで』
など何かしらの注目を浴びて
『目立つ』人生を送れることでしょう
それが良いか悪いか知りませんが
張りのある時間を過ごせることは
間違いないと思いますよ
ま、たかが私の少ない経験からの話なので
大したことではないのですが
少しでも共感していただけたら幸いです
ということで
ワタクシは明日
女性を見たらネコパンチを繰り出す妄想をしながら
過ごす1日にしようかな
本当にでちゃったらごめんね