ヤンマースタジアム長居で(リモートマッチ)にて行われたガンバ大阪とセレッソ大阪の(大阪ダービー)
緊急事態宣言が出ていなければGWの開催で1万人以上の集客が見込めたダービーですが残念ながら無観客 改装したヨドコウ桜スタジアムでもパブリックビューイングを行うことも予定されていたのでセレッソからしたら経営面でかなりの痛手となりましたね
スタメンですがガンバは新聞等で予想されたウェリントン・シルバのベンチ要りはなく4-3-3のシステムでスタート
中盤はチュ・セジョンがベンチで山本君をアンカー、インサイドを矢島と井手口が務め右サイドバックは福田君、小野瀬を3トップの右に配置しました
一方のセレッソは合流が遅れていた新加入助っ人のチアゴ選手、ダンクレー選手が揃ってCBのコンビを組み 3月の日本代表戦に選出されるも怪我で辞退を余儀なくされた坂元選手がこの試合が復帰
また、こちらも新加入 新たな得点元として期待されるオーストラリア人FW アダム・タガート選手がベンチ入り 2トップは大久保嘉人選手と昨年のダービーで得点を決めた豊川選手です
前半開始5分に大久保選手にネットを揺らされますがこれはオフサイドでノーゴール
更に9分にもFKからのクロスをファーサイドで大久保選手に合わせられるもヒガシのスーパーセーブで防ぎます
立ち上がりはガンバがボールを保持する時間が長かったがゴールの匂いがしたのは開始すぐの矢島のシュート、14分に左からのCKの折り返しに矢島が合わせるもオフサイドになったシーン、そして25分に宇佐美が右から蹴ったCKを再び繋いでふわりとしたクロスに合わせた矢島がキム・ジンヒョン選手のファインセーブに防がれたところ この3つだけ
ボールは持てていたが相手に驚異となる攻撃が出来ていたか?と言われたら答えはNOでしょう
前半20分を過ぎるとセレッソは大久保選手、ガンバは小野瀬がそれぞれ負傷交代でタガート選手、チアゴアウベスがピッチに
何とか攻撃を仕掛けたいガンバですが中央のレアンドロ・ペレイラはブラジリアンCBの前に孤立
神戸時代からフィジカルの強さがあったダンクレー選手とサイドから上がるクロスもチアゴ選手がに何度も跳ね返されて起点になることが出来ませんでした
ボールを持てていたガンバでしたがセレッソの藤田選手、奥埜選手というJでも屈指の嫌らしさを誇る2ボランチをガンバの2インサイドハーフがアプローチに行けなくなりペースはセレッソに
前半終了間際の44分に福田の手にシュートが当たったことでPKの判定(最初はナチュラルポジションの為ということでノージャッジもVARで覆る)
しかし、このチャンスを豊川選手が外してセレッソは先制のチャンスを逃した前半を終えました
エンドが変わった後半序盤こそ再びガンバがボールを握るも時間が経つにつれダラダラとした展開に
その状況を打破すべく先に動いたのはセレッソのクルピ監督 負傷明けの坂元選手と途中投入のタガート選手を下げて加藤選手、中島選手を投入
すると74分にその中島選手に決められて先制点献上
右サイドでチアゴが持つも前にも横にもサポートがないから仕方なく後ろの福田へ 福田は前に蹴り混むもそれを簡単にカットされてブロックを作ることもせずズルズルとラインを下げるだけで中央突破を許す 一度跳ね返るも回収されて寄せきれずシュートはブロックに当たって失点
今のガンバの現状を考えると 先に失点=敗戦なのでこのままスコアは動かず…
と思いきや80分にセレッソPA内でハンドの判定でPKを獲得 これを途中出場のパトリックが決めて同点に追い付くガンバ
点は取れませんがツキはまだあるみたいです
試合はこのまま1-1で終了 セレッソからしたら(勝ち点2を失った)悔しい引き分けになったはずです
この試合で個人的にMOMと思ったのはセレッソのチアゴ選手
幾度となくガンバのクロスを跳ね返し対人でもレアンドロ・ペレイラに何もさせず右足のフィードで攻撃のリズムを作ってました
コンディションが上がり日本に馴れてくると前任のヨニッチ選手同様のずっしりとした安定感あるCBになりそうです
かたや 同じチアゴでもガンバのチアゴアウベスの方はカウンターのチャンスで捏ねてペースを落としてしまうしボールロストが多く 後半藤田選手のロングスローの際のポジショニングでガンバのその他の選手から(チアゴ!そこじゃない!)と何度も指摘を受け邪魔をしない、チーム戦術が浸透してない 期待された強烈なシュートも枠に飛ばない
今年はチアゴのユニフォーム買いましたけどこの試合のチアゴのパフォーマンスは見ててイライラしました
正直サイドやウイングでの起用ならウェリントンシルバの方が可能性を感じます
何なら今オーストリアにいる中村敬斗を呼び戻して欲しいぐらいですわ…
この試合何もできなかったペレイラも含めて助っ人二人の適材適所な配置を願いたいですね…
一度ペレイラとチアゴで2トップを組ませてみたいですね
チアゴの2トップのポジションはガンバの再開初戦となった広島戦でなかなかの出来でしたし
ガンバは次節 無敗で首位をひた走る川崎フロンターレと対戦します
ホームパナスタで対戦できるとは言えこの試合もリモートマッチですから ガンバサポーターの(圧)はありません
思えば2018年 前節にアウェイ鳥栖で大敗し僕自身も降格を覚悟したなかで川崎との試合を迎えましたがそこで勝利したガンバは9連勝を達成し残留を決めました
その再来をその時より更に進化した今のフロンターレに出来るかは解りませんが 昨年力の差を見せつけられた悔しさがまだ残っているなら意地を見せて欲しいなと思います