アークファイブを振り返ってみる① | ヒロミツDiary 〜更新は忘れた頃にやってくる〜

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福岡在住
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先週日曜日の放送でアニメ遊戯王ARC-V(アークファイブ)の物語が終わりました
2014年の4月から数えて3年間 全148話でした
この物語は主人公の榊遊矢(写真中央の少年)が父親のような(エンターテイメントデュエリスト)を目指していく物語として始まり 1年目の終わりぐらいからカードゲームを利用した(他次元との侵略戦争)が始まり 更にはその関係でこの作品のヒロインで幼なじみである柊柚子(これからだ!のかの辺にいるピンク髪の少女)が失踪
遊矢は(幼なじみの柚子を連れ戻すこと)(自らのデュエルで戦争を終わらせて 人々を笑顔にすること)を目的にして様々な次元を舞台に戦ってきたのですが 過去のシリーズを含めても類を見ないほどの批判意見が相次いだアニメであり 遊戯王どころかアニメ史においてもこれまでにない大炎上を巻き起こしてしまいました
今日と明日で個人的なアークファイブの感想と5月から始まる次回作遊戯王VRAINS(ヴレインズ)への期待を綴ろうと思います


※登場キャラクター↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yugioh-arcv/chara/index.html
※これまでのお話↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yugioh-arcv/episodes/index.html

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E2%98%86%E6%88%AF%E2%98%86%E7%8E%8BARC-V

個人的なアークファイブの良かった点

①キャラクターデザイン、モンスターデザイン(特にヒロインの柚子を含めた4人の少女)
②OP ED(特に2nd OPのBurn!と5番目EDのビジョンが好きです)
③スターシステムを採用し 過去作(GXからZEXALまでの主要キャラ)の再登場
④今作から導入されるペンデュラム召喚を軸にした上でそれまでのシリーズで登場した(融合召喚)、(シンクロ召喚)、(エクシーズ召喚) (儀式召喚)も採用し これまでの作品の集大成とも言える作風を作る
1年目には実際のOCGのカードと連動した戦法も見られました (なお2年目以降は…)


個人的なアークファイブの悪かった点

①心理描写の不足で遊矢と他のキャラクターたちの(絆)、(友情)の育み方が唐突に また交友を深める機会すら与えられなかったキャラも存在
(エクシーズ次元の黒咲隼、黒咲瑠璃、カイト
融合次元の天上院明日香
シンクロ次元のユーゴ、リン等)

②スターシステム採用でGXからZEXALの過去キャラ(いわばゲストキャラ)が登場するも 過去の作品の雰囲気、キャラクターの性格、役割と異なる時代背景と役割が与えられる、(GXのデュエルアカデミア、エド・フェニックス、天上院明日香)
また過去の作品のデッキとシナジーが合わないデッキを使うキャラも存在
(ZEXALのハートランド、天城カイト(この作品ではカイト名義) )
だが唯一今回の作品と監督が同じである5Dsについては舞台は当時のネオ童実野シティに似た(シティ)でゲストキャラクターであるジャック・アトラス、クロウ・ホーガンは上記のキャラにおける大幅な性格改変やデッキシナジー変更もなく 程々5Ds時と変わらない演出を見せる (ただクロウは毎度毎度掌をくるくると返したり ジャックは遊矢に対し唐突にキレたりしたりする)

③主人公、ヒロインを各次元ごとに1人ずつおき なおかつ過去キャラクターの採用したことから 取り扱うキャラクターが多くなりすぎて それまで活躍していたキャラクターの出番がなくなっていったこと
(1年目には親友ポジションの権現坂昇、ライバルポジションの沢渡シンゴはそれぞれ(噛ませ犬)のような役割になってしまいます

遊矢のラストデュエルの相手で(真のライバル)とも言える赤馬零児もシンクロ次元からは出番が減少 作中での遊矢との対決は僅か3回とそれまでの作品のライバルに比べるといささか寂しいです)

④(モンスターと共にフィールド内を駆け巡る)というコンセプトで始まった(アクションデュエルとその最中使える(アクションカード)
1年目のスタンダード出身者同士(33,34話本来は他次元出身の紫雲院素良vs黒咲隼も含めて)のデュエルは互いにピンチを切り抜けるべくアクションカードを拾い合う戦いになりアツい展開を生んだ
だが他次元のデュエリストとのデュエルになるにつれ 専らその仕組みを知っている遊矢たちスタンダードの人間のみがカードを使い ピンチを切り抜ける所謂(ご都合主義)と化したこと
そしてその仕組みを対戦するデュエリストには一切説明しなかったこと で不公平な状況を作るにも関わらずスタンダード次元のデュエルは他次元に通用してるとは言い難いものとなってます


⑤2000ポイントというペナルティーさえ払えば 手札5枚 1ドローからスタート出来る(乱入)というシステムがあり デュエルの前提である(1対1の戦い)を否定
勿論過去作にも複数での戦いはあったもののアークファイブでは特に3年目のエクシーズ次元から融合次元にかけて 普通の1対1のデュエルをしてる方が珍しいという状態に
そしてこの(乱入)という制度の影響で主人公である遊矢の成長に繋がらないこと
遊矢が相手のロック戦法でペンデュラム召喚や特殊召喚を封じられピンチに陥った中で どのような戦術を駆使して切り抜けるのかを視聴者が楽しみにしてるのに その結末が(他の者が乱入しロックが解けて そのまま代わりに相手を倒す)というシーンがありとても白けてしまいました
※91話~92話、115話にて


⑥(デュエルの勝敗が今後の展開に影響しないこと)、(まさかの展開で強制的に中断したこと)
→これについては特に物申したかったエピソードがあるので明日書きたいと思ってます