中学受験の勉強時間を半分にする(1) 「二刀流は実現する」 | 学ぶ力を作り出す

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東京都杉並区の「学力工房」教室長の中村です。
屋号である、「学ぶ力を作る」というテーマを中心に、
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著書である「学ぶ力を作りだす」の周辺事項の記載も続けております。

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今回から10回に分けて、「中学受験の勉強時間を半分にする」というテーマで綴って行きたいと思います。

このテーマは私たちの学習塾で標榜し取り組んで来たものでありますが、今回は改めて考え直す契機があり、今一度整理して綴っていこうと思っております。

 

 

今年の1月にメールで問い合わせがあり、とある地元の小学4年生(新5年生)と面談をさせていただきました。

 

I君は地元の小学校に通う小学4年生で、3年生からSAPIXに通って中学受験を目指しています。他方で、大手の水泳クラブの選手コースに2年生から属しており、こちらの方は本気でオリンピックを目指すべく、現在はジュニアオリンピックの候補を目指して日々練習に励んでいます。朝練はほぼ毎日、午後も週3回は水泳に通い、週末には大会に行くことも多いです。

 

SAPIXも4年生のうちは基本的には週2日の通塾で4教科対応しており、水泳と合わせるとほぼ平日が埋まる形になりますが、なんとかこなしていけないことはない、という状況でした。組み分けもαには行けないけれど、その一歩二歩手前あたりで推移しており、決して低迷している、という様子でもありません。ちなみにご家庭の希望は、水泳はクラブでこのままがっつりやっていくので、中高は出来れば大学の、それもMarch以上の付属に入れたい、というところです。

 

ところが、12月の冬期講習前にSAPIXの先生との面談にて、「このまま水泳と勉強を両方やって行くのは難しい。志望している学校を確実にするには、水泳の時間を減らすことが必要です」と言われたそうです。

 

そもそもの発端は、水泳の曜日とSAPIXの5年の曜日が、どうしても調整つかない、なんとかならないか、というところからのようですが、子供本人は、水泳と勉強では天秤にかけようもなく、水泳をやめる、削ると、という選択肢は全くない、だったらSAPIXやめる、が一択のようでしたが、親御さんは、そこまでは割り切れないようでした。

 

やっぱり中学受験のSAPIXは現在は一強、と言っていい存在ですので。周りの親御さんからも「SAPIXやめて、その後うまく言った人はいない」みたいなことは結構囁かれているそうでした。

 

で、どうしようか、と。

 

水泳のコーチには、相談しても歯牙にもかからなくて、今がとにかく大事なときなんですから、勉強なんて後にしてください、くらいの勢い、というようです。

 

水泳をやめなければ、水泳でジュニアオリンピック目指す、それは諦めなければ、受験勉強はできないのか?ほかに選択肢はないのだろうか?

 

 

ということで、たまたま学校の知り合いが私たちのところに通っていたので、話を聞きに来た、というところでした。

 

 

大手の中学受験塾に行くと、その説明会では未だに「受験で成功したいならば、4年から受験中心体制にしないといけない」とか「習い事はせめて、週1回のものを1つまでにしてください。それも6年生になったらやめてください」とかいうレベルの話を、臆せず堂々と、さもそれが当然、というように話をされているところが多いです。

 

SAPIXだろうが日能研だろうが早稲アカだろうが四谷だろうが、地元の気鋭の塾だろうが、概ねその辺りは似たり寄ったりで、どこに言ってもそう話されると、親御さんとしては、「そういうものなのか」と思わざるを得ないでしょう。ある種の洗脳、と言ってもいいかもしれません。

 

しかし、本当にそうなのでしょうか?

 

本当に、4年、場合によっては3年から大手塾に通って、受験中心の生活をしないと、中学受験は成功しないのでしょうか?

 

そんなことは、断じてない、と思うのです。

 

それは、極論すれば、大手塾が儲かるための方便だ、と思っています。小学5年生に毎週テストを受けさせて偏差値出して、順位出して、週に3回、1日3コマくらいの授業をして、宿題が1日2時間勉強しても終わらないくらい出て、しかもやっていることは中学校の理社よりも詳しいことをやっていたりして、そういう勉強をこなしきらないと、ついていかないと、受験には成功しない、というのは、大手塾さんの刷り込み、です。極論すれば。

 

そもそもです。

高校受験をするのに、中学1年生の頃から毎日受験中心の勉強、生活なんてできますか?できないですよね。ごくごく一部のまれな人を除いて。

小4から受験準備をする、というのはそういうことです。そういう、まれな人しかできないことを、小学4年生とか5年生に強いようとしているわけで、それは親御さんは大変なわけで、言えば、それを強いられている子供達は、本当に大変です。

 

 

小学校のうちは、もっともっとやっておいて欲しいことがいっぱいあります。

受験勉強なんかよりも。水泳の選手を目指すのも素晴らしいでしょう。野球に打ち込むのもいい。読書が大好きな子もいる、いろんな習い事で可能性を図るのもいいでしょう。

 

そもそも、たくさんたくさん友達と遊ぶべきだし、現代ならば、ゲームだって決してネガティブな要素だけではないでしょう。そこから得れる、人生の原体験というのは、実にたくさんあるはずです。その原体験が、将来の一人一人の核心を築いて行くと思います。その原体験が、受験勉強一色、というのは、僕はやはり好ましくない、と思っています。

 

だから、中学受験の勉強は、今より圧倒的に短くすべきなのだ、と思っています。これは、しなければならない、と思います。

 

もし、本当に、中学受験の勉強時間が半分で良くなれば、大手塾は半分吹っ飛びますが、これまで受験にチャレンジできなかった人たちもチャレンジできる可能性が生まれますし、金銭的な面でも、塾に対する費用を大きく下げることができれば、今まで受験しにくかった層も、私立の中学を視野に入れることができる人たちがいます。なぜならば、私立中学は入った後には、色々と補助が受けられる可能性がありますが、入るための塾代、は補助はありません。

 

 

上の例で言えば、勉強と水泳、この2つの刀は両方持つべきです。

2018年の今年は、野球界において、大谷選手が投手と打者の二刀流でアメリカで旋風を巻き起こしていますが、この例は究極としても、二刀流は、「やると決めれば、必ずできる」ものです。

たかだか受験勉強のために、持てる、研げる、もう一つの刀を捨てるのは、なんといってももったいない。もっと言えば、受験勉強も、習い事も、スポーツも、遊びも、みんなみんなやれるだけめいいっぱいやって欲しいわけです。小学校のうちは。

そうしながら、受験準備をする、というのは、「必ずできる」選択肢です。

 

 

二刀流は目指すべきです。勉強と◯◯の。それがこれからの中学受験のスタンダードになるべきです。そうなるために、中学受験の勉強時間は、今の大手さんの提示するものの半分以下にして行く、その方策を探っていきたいと思います。

 

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