本日の三保真崎の海中情報です。
大型旅客船が入港していたようで、三保街道はウォーキングする欧米人が目立ちました。

富士山がタイミング良く見えたので、昨日じゃなくてラッキーだったと思います。

 

 

早速、海中情報です。
今年は、久しぶりにタツノイトコが多いように感じます。

 

 

春というか、すっかり初夏の状況ではありますが、ミズヒキガニも現れてきました。

 

 

若干、成長したマトウダイも複数個体が観察できました。ここ数年、観察個体数が激減して

いたので心配をしていましたが、杞憂に終わって良かったです。

 

 

こちらも数が激減してしまいましたが、ヨコスジイシモチを見ることができました。

 

数年前は普通種だと思っていた種が三保真崎のレッドデータブック入りしてしまっている
状況は悲しく感じますが、それが淘汰なのか進化なのかは長いスパンで証明してくれると

思います。

 

こぉなることは100%承知の上で、海に来ていますから、こぉいう前向きの写真が撮れます(笑)。
釣り人もいない人影もない貸切の真崎です。

 

 

これが正に水玉模様。草間彌生もびっくらポン!

 

 

もぉお腹いっぱい!ってくらいにアカオビハナダイが群れています。

 

 

ちょっと目線を外すと、カシワハナダイやケラマハナダイに混じってキンギョハナダイもいます。

 

 

この時期に、こんな子も出てきました。

 

 

オトヒメエビの鏡像認識実験ではありません。

 

と、まぁこんな感じ。また明日から4日間の実習が始まります。

 

今日も同じタイミングで真崎に行って来ました。ご覧のように正面から風が吹いていたので波立っておりますが、この程度ならば逆に浮遊系が期待できるので、別の意味で絶好のコンディションです。

昨日に比べると多少は白濁していましたが、それでも10mは見えていたと思います。

 

 

適度に下げ潮があったので、良い感じでヒレナガハゼが出ていました。

 

 

時季的に、スベスベオトヒメエビ系が出ているだろうなぁ〜と思って捜すと4個体を確認する事ができました。この個体は3cmほどありますが、小さい個体は1cm程度でこれまでの観察では最も小さいサイズです。

 

 

この時期になると、数カ所で複数個体が観察されるアントンブルニイですが、アカシマシラヒゲエビに次ぐ、人気のエステシャンです。

 

 

最後は、場所を移動したミズヒキミノカサゴです。異彩を放つ美しさですね。

なかなか思うように潜れないパターンが続きましたが、卒論の発表が終れば、一段落して定点観察ができそうです。

とは言え、卒論の研究のテーマのお陰で、新しい興味というか、ゼミ生の求める答えを自分なりの視点と知見、方法で観察することで、これまでにない面白さを体現できた事は間違いありません。

良い学生に恵まれました。まだ過去形ぢゃないけどね(笑)。

 

 

最近、沖堤が面白過ぎてハイリスクローリターンのダイビングを避けていましたが、今日は透明度が良かったので、敬遠していたMUDPointへ行ってきました。
その前にチョックら、沖堤のエステサロンへ顔を出して来ました。

 

 

キンギョ婦人がフェイシャルとフットケア中でした。ネンブツダイが順番待ち。

 

気が済んだので(笑)とっとと泥地へGo!

 

 

早速、こんなに明るい時分からイトヨリダイの成魚の登場です。

全く寄れません。証拠写真です。

 

 

その辺、一体はシゲハゼだらけでした。水深、20mにこれだけ居ると有り難味がなくなります(笑)。もちろん、ちょっとズレるとヒレナガハゼだらけになります。

 

 

トゲカナガシラも数個体観察しました。

他にも泥っぽいやつらが沢山居ましたが、今日はこの辺で失礼いたします<(_"_)>

 


クリスマスに合わせて、冬至に雪が再び降りました。

海の中は、先週と同じ18度です。時折温かく感じる19度の流れがあったり、16度のヒヤリとする潮を感じたりしますが、安定しています。

 


新たに加入したアカシマシラヒゲエビのペアです。

 

 

オナガスズメダイも健在です。その横のソメワケヤッコもアブラヤッコ、コクテンサザナミハギの幼魚も元気です。

 

 

新たにフタホシキツネベラの幼魚(2cm)を見つけました。
なかなか手強いです。

以上、三保真崎の定点観察情報をお送りいたしました。

 

今日の真崎は西高東低の爆風でした。

しかしながら、近年稀に見る撮れ高の良いダイビングでした。

 

 

昨日、観察したUrocaridella antonbruunii は全部で9個体いました。
 

その周辺にはヒラニザの幼魚やシラコダイの幼魚も居ました。真崎ではシラコダイはレアです。
幼魚は初めて見ました(画像はお見苦しいので止めておきます)。

 

 

時系列にシテンヤッコの幼魚。

 

 

ヒレナガスズメダイの幼魚。

 

 

ソメワケヤッコの幼魚。

 

 

コクテンサザナミハギの幼魚。

 

 

その間に安定の(かれこれ1ヶ月以上います)オオモンカエルアンコウ。
ここはどこ、私は誰状態になったツキチョウチョウウオの10匹の群れ!
お腹いっぱいなダイビングでした。

ここんとこ、年末年始でもなければ3日連続で潜るってことも無かったので、ご褒美を与えてくれたのでしょうね。

一雨ごとに冬の足音が大きく響いてきますが、海の中は絶好調!です。
水温は21度もあり、ある意味でちょっと不安になりますが、この時期にウエットで快適に潜れる状況に感謝しつつ潜ってきました。
 

 

Instaでもアップしましたが、安定のオオモンカエルアンコウでした。余裕でアクビをカマされました。

 

 

大きなヒゲダイがクリーニングされていました。

 

 

正確な数は分かりませんが、複数個体がいることは間違いありません。

三保真崎で観察するようになるまでは、私の中ではかなりレアで好きななチョウチョウウオでしたが、いつの間にか普通酒になってしまいました。とは言え、この種がいつでも見ることのできる環境ってすごいなぁ〜。

 

 

斜面では、久しぶりにキスジキュウセンのYADを見ました。このサイズは、ここ数年見た記憶がないので、ちょっと感動してから浮上しました。