1553年に出版された「装飾論」(Trattado de Glosas"に収録されています。名前の如く、ある旋律線の装飾の仕方を紹介しています。今回取り上げたものは一つのマドリガルに4通りの装飾例を上げたものです。元々はマドリガルを鍵盤楽器が担当して装飾声部をガンバがやるようになっていますが、適当に組み込んで一連の変奏曲のようにしてみました。それぞれ動くパートは限られているのでそれ以外のパートほぼ同じですが、変化音処理はその都度変えざるを得なかったので微妙に違っています。

マドリガル「私の幸せな眼」 変化音が少ないので純粋なドリア調に近い感じになっています。
第1レセルカーダ 低音声部の装飾例です。テノールにもまたがっているのでテノールとバスに振り分けてあります。変化音指示が多いので元のマドリガルとは随分響きが違います。
第2レセルカーダ ソプラノの装飾例です。他はほぼ元のままです。
第3レセルカーダ 再び低音の装飾例です。第1と同じように処理しています。
第4レセルカーダ これは独特で装飾的バスを一つ追加して5声にしています。そのため他の4声はほぼ元のままになっています。パート譜は分離するのもなんですのでバスの中に加えておきました。

 難度はマドリガルだけなら○一つで十分ですが、装飾はかなり難しいので全体としては○二つにしました。

http://aeolianconsort.chakin.com/gakufu_main.htm#O_felice_occhi_miei_Ortiz