僕は君が見上げている君の空を見てみたい
君の眼差しの海に僕の目を
晴天の難破船のように静かに沈ませながら
君の空の青を
吐息で白く曇らす一瞬のために
それだけのために
何度でも
君の意地悪な一瞥に躓いてみたい


ああ
僕はまた君が見上げている君の空を飛んでみたい
そこに積み上げられてゆく七色の層ある風を
光る嘴で縫い合わせながら
遙か君の失神と一つになれる
大気圏外まで
昏倒の小鳥となって
真っ暗に羽ばたいてみたい


そして君もまた僕の見上げている空に
抱かれてみたいと思うだろうか
僕は振り仰いできた様々な空の秘密を
君にすべて見せてあげる

だから君も
君が身につけてきたあらゆる色合いの空を
脱ぎ捨てて僕に見せてくれたまえ
君の空を僕に見せてくれたまえ