中東で「ポケベル」型の通信機器が爆発し、子供も含んだ多くの犠牲者が出ました。

東欧では、「自爆型」のドローンが当事国双方の攻撃の主体になっている模様です。

 

最新のハイテク機器が使われる近代戦争で、ある意味懐かしい用語が使われているのは、おおいなる皮肉のように思われます。

 

私たちが就職した時点で、文章を綴る方法は、ボールペン(鉛筆)での手書きでした。

しばらくして大型の「ワードプロセッサー」が職場に鎮座するようになり、

管理職クラスの方々から自前の小型ワープロに移り変わり、

ウィンドウスPCの普及に伴い、ようやくPCのワープロソフトで文章を作成するのが当たり前になったのです。

 

その当時、新聞記者の原稿出稿もファクシミリ(ファクス)でしたし、文書を送付する手段として非常に重宝されたものです。

ですから、私も、教育委員会の時代に、各学校との連絡用にと、ファクスの導入の予算要求を任されたこともありました。

 

「忠犬ファックス」といって、ファクスの前にたたずんで、受信を待ったり、送信確認したりする光景がよく見られました。

到達確認のために「着きましたか?」と電話をかける人もいました(これをやると係長から怒られるのです。「電話代が2度かかるだろ」と)。

 

最近でも、コロナ禍で批判された保健所と病院や国とのファクスでのやり取りは、まだまだ現役なのだと不思議な思いがしたものです。

 

今更ながら、私も、事務所にファクシミリの導入しました。

まだまだ需要があるので、設置してください、との指摘をいただいたためです。

ただ、電話回線の従来のタイプではなく、インターネットファックスを契約しました。

専用機器も不要なうえ、ファクス番号の取得も簡単で、確実に便利なので、こちらを選びました。

 

終わったコンテンツを「オワコン」と言いましたが、ファクスは、いまだにオワコンではないようなのです。

公務員も、一時オワコンでした。景気が良いときにも給料はそれほど上がらす、地味な仕事が敬遠されたことがあったのです。

ところが、今や人気職種で、相当の高学歴の若者が入ってきます。

 

そういえば、行政書士も、かつては「代書屋」という蔑称がありました。

そういわれていた当時、役所に現れる書士さんは、かなり怪しい方が多かった記憶があります。

たくさんの外国人を引き連れて外国人登録の窓口に現れたり、とんでもない年の差カップルの国際結婚の手伝いをしていました。

 

巡り巡って、自分が行政書士になるとは、当時は想像すらできませんでした。

 

かつてより行政書士の業務内容は格段に拡大し、ステータスが格段に上がっているのは確かです。

いわば、行政書士の名称に、実態が近づいた感があります。

今のイメージを損なわない行政書士にならないといけませんね。

 

入会登録まで、あと6日です。