あれだけ苦手だった安井さんを部署が離れても
フォローできるようになり![]()
以前のように頻繁に会話ができなくなっても
楽しく仕事には行けていた。
でもある時、事件は起きた。
地域の施設の施設長会議みたいなのがあって
タイミングを見計らって、紅茶をだすように口曲がりNo.2から指示を受けていた私。
そんな時、急に腹痛が。
急いでトイレに駆け込み、戻ったけど、
まだ会議中。ホッとした。
Goサインが出たから、給湯室に行き、ポットの蓋をあけて驚いた![]()
ポットの中に、なぜか、紅茶のティーパックが、
数個浮いていた![]()
なぜ!?どうして?焦る私![]()
ふと、視線を感じて後ろを振り向くと
得意げな顔をした利用者さん。
「紅茶、作っといてあげたよ
」
そうだ、この子は、こういうことに気がつく子だった。
いつものおやつ時間だったらいいんだよ![]()
でもね、違うんだよ!今じゃないんだよ~![]()
間に合わない!!
今からお湯を沸かしたら間に合わない。
さらに焦る私。
「早くしなさい!!」とNo.2の怒鳴る声![]()
仕方ない!と意を決して
その紅茶をカップに注いで提供した私。
そうよ、そうなの。
ポットにティーパックがどの位の時間、
鎮座してたかわからないけど
もう、コーヒーじゃねぇの、コレ?と思うくらいの
濃い〜色の紅茶。
No.2の顔色が変わるのを私は見逃さなかった![]()