病気になったとき飲む「薬」
どんな役割かご存知ですか??
恐らく大半の方が「病気を治す!」と
お考えかと思います。
実は・・・「あなたの本来持っている力をサポート」
することが役割なのです。
普段、食生活指導をしていると、
こんなやり取りがあります。
「今病院で薬をもらっているのでこんな食生活なんて
変えなくても治るから大丈夫!
食生活改善や運動なんて必要ない!」
一瞬、言葉を失います…
まさに、薬が治してくれると思っていますよね。
薬は、医師が症状を見て
「その方に今必要なもの」を出しているので
その場合はお飲みいただきたいものです。
ただ…
薬は基本、症状をおさえたり、
体の機能を助ける働きのものがほとんどで、
原因となるものを根本から治してくれるものは、
ほとんどありません。
いま、インフルエンザや風邪が流行っているので
風邪薬を例にあげましょう!!
そもそも風邪は「かぜ症候群」と言います。
病気の原因の80~90%が複数のウイルス感染です。
症状は、鼻水や咳、のどの痛み、
頭痛、発熱、食欲不振、下痢、嘔吐
などがありますよね。
風邪薬はこれらの症状を症状別に効く薬を飲んで
症状をおさえることで体力が落ちないようにします。
なぜなら…体力が落ちると免疫力が落ちるからです
体力を維持したうえで自然治癒力で
ウイルスを退治することで治します。
ということは、結局…
風邪はあなた自身の免疫力で治しているのです!
他の薬も一緒です。
血圧の薬もは血圧を下がるようサポートはしますが、
血圧をあげている原因は薬では解決はしてくれません。
糖尿病も血糖値が上がらないようサポートはしますが、
血糖値が上がった原因までは薬は解決してくれません。
血液の数値が上がるのには原因があります。
血圧は、塩分の摂りすぎだけではなくて
・血行が悪かったり
・睡眠不足
・血管が硬くなっている
・血液がドロドロである
・ストレスで交感神経が強い
・筋肉が少なく血液を送り出せない…
このほか、生活習慣以外でも原因は
まだまだたくさんあります。
これらの原因がそのままでは
血圧はまた、上がり始め薬がどんどん強くなり、
その間、頑張っている臓器が疲れ果て、機能しなくなる…。
というのが生活習慣病です。
体が悲鳴を上げたとき、
「薬」は体が本来もっている力をサポートし体を本来の状態に戻そうとしてくれます。
私たちも体と向き合い、体本来の力が発揮できるようケアしていきましょう!