なぜ、全国のバトンに参加し続けるのか | ふわり、言の葉|鵜飼秋子

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言葉が、ふわり、想いとなって届きますように。
本質的な叡智のバトンに参加しながら、人という存在のこと、そこに流れる人生のことを綴っています。あなたの人生を選択する道しるべとなることを願って。

バトン、6日目。

バトン最終日。夕方には、新幹線に乗って、先輩より一足さきに北九州に帰ります。

明後日19日からは、いよいよバトンのスタートです。

 

 

 


 

 

早くも年の瀬。

北九州バトン後の、出雲バトンで今年は仕事納めです。(仕事じゃないけど 笑)

気がつけば、3月末に市役所を退職して以降、私は、全国のバトンに参加し続けることになっていました。

 

私がなぜ、全国のバトンに参加し続けているのか?

そのことについて、文章にしたことがなかったので、今日は書いてみようと思うのですが…。

 

 

 

そもそも、ことの発端は市役所を辞めると、決めたところから始まります。

 

私は、2年前に初めてバトンに参加しました。

それからは、土日を利用する日程で、バトンにポツポツ参加していました。

 

その中で、私は「人を助ける」ということについて考えはじめました。

 

バトンに参加するまで、私は「助ける」ということを、まともに考えたことはありませんでした。

 

 

名目上、公務員という、人を助けるための仕事をしてはいるけれど、人を助けたいと思ったことはありませんでした。まして、ボランティア活動や、地域貢献活動などすればいいのは知っているけど、全然やる気もしない…。

 

また、仕事をする中でも、誰かを助けたという実感が訪れることもありませんでした。

 

 

もしかすると、救急隊の人なら、助けた実感があるのかもしれないけど…

でも、私と同じように、たとえ「ありがとう」と言われても、それは「仕事だからな」と思うだけで、実感なんて湧かないのかもしれないな。

 

もしかすると、事故現場に遭遇して救助にあたった人なら、助けた実感があるのかもしれないけど…

でも、それも「たまたま現場に遭遇した」と思うだけで、数日経ってしまえば実感を忘れてしまう、そんなものかもしれないな。

 

私は、助けたなんて思ったことないけど、

きっと、世の中で、本当に人を助けている人自体がいないんだな、と。

 

 

 

しかし、初めて先輩に会ってはじめて

「この人すごい!本当に人を助けてる!」

と思いました。

 

 

何が、すごいのかというと、まずは話がリアルであったこと。

そして、人が助かるということについて、そんな風に考えたことはなかったと、心底驚きました。

先輩が話したことは、膨大な量のものでしたが、すべて事実に基づいた人生の話でした。

 

それから、私は「人生」ということ。

そして「人を助ける」ということについて考えはじめました。

 

私も、人を助けたいけれど、どうしたらいいのか?と。

 

 

 

その問いかけのうちに、気がついたものが

 

人生に関わりたい、という自分自身の想いでした。

 

その想いは、つねに、自分の中にあり続けていたものでしたが、

バトンに参加するまで、気がつくことはありませんでした。

 

バトンに参加するにつれ、その想いは、どんどんクリアになっていき、

最終的には、他者の人生に関わるための人生を、私は選択することにしました。

 

それが、私の場合

まず形としては、市役所を辞めるという決断でした。

 

 

 

しかし

そこからまた

新たな問いかけが始まりました。

 

「じゃあ、辞めたあとは、形として、自分は何をどうする?」と。

 

参考にできる姿は「先輩」しかありません。

 

ですから、退職したのちは

カウンセリングをしようと決めました。

 

そのために、

私は、退職までの5ヶ月間も、立て続けにバトンに参加し続けていました。

 

 

 

はれて、今年の4月。

 

自宅を、私のカウンセリングのためのサロンとしてオープンすることとし、

オープン記念として、バトンを開催していただくこととなりました。

 

開催後は、サロンでの、カウンセリング料など、さまざまな条件を設定しました。

 

 

 

しかし、4月後半。はたと、思いました。

 

このまま、サロンで待っていて、本当に人が来るのか?

カウンセリングのキャリアもない、資格もない、私の元に、本当に人が来るのか?

 

まして、世の中ではコロナ禍が本格スタート。

 

不要不急の外出を控える風潮が全国的に広がり、新聞でもテレビでもコロナ、コロナの大騒ぎ。

飲食店などの商店も営業をやめ、外に出歩く人も見かけなくなりました。

 

 

この状況の中、本当に困っている人は一体、誰なんだ?

 

 私は、街中にあるカフェや飲食店などのお店を回ってみることにしました。

 

サロンで待っていても、絶対に会えない人が、今は一番困ってるんじゃないか。

そう、思ったからです。

 

でも、私は、お店に行ってもカウンセリングらしいことは何一つできませんでした。

ただ、店主から状況を聞いて、励ましの言葉を一つ二つかけることくらい。

そして、家に帰って、お店の状況を伝えるためのブログを書くことくらい。

 

数日間、続けたのち

私は、また出雲バトンに参加しました。

 

 

 

そこで、考えていたことも

相変わらず、人の「人生に関わりたい」ということ。

 

人生に関わるとは、なんなのか?

 

人を、笑顔にすることじゃない。

人を、元気にすることじゃない。

 

人が、自分の人生を生きられるようにすることなんだ。

 

 

じゃあ、自分の人生を、生きるとは?

 

それは

 

否定することなく

人が、本当の自分自身を感じられること。

 

そして

 

人が、自分自身の人生を、選択する実感を持つこと。

 

 

 

そのことは

 

問題解決を求めるクライアントと解決方法を提示するカウンセラーという関係性において、できることではありませんでした。

数時間の面会というカウンセリングの条件の中でできることでもありませんでした。

 

まず社会的な役割から離れ、

解決のためでなく、自分の人生のために、時間もお金も使う感覚があってはじめて、

できる可能性の見出せるものでした。

 

 

 

それができるのは

バトンの場しかありませんでした。

 

カウンセリングではありませんでした。

 

 

 

そのことに気がついたとき

私は、全国のバトンに参加するしかない、

そう、思いました。

 

 

私は

 

私の人生として

他者の人生に関わるために

バトンに参加するんだ、と。

 

 

それが

私らしい人生を選択するということなんだ、と

 

 

 

全国のバトンに参加し続ける、今。

私は、バトンで、人を感じ続けたいと想っています。

 

感じる、というのは

感情のことではありません。

 

 

その人が、本当にその人らしいということ。

そして、残念だけれど、

その人が、まだその人らしくいられていないということ。

 

 

そのことを感じたい。

 

そう想う瞬間にこそ

 

私が、私らしくあり

 

私の人生の原動力があるのだと感じています。

 

 

 

そして

 

想いこそ

 

他者の人生に関わるための

 

自分の人生の選択である、と。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
おやつの時間。俊くんの持ってきてくれた芦屋のお店のケーキをいただきながら。

 

 

 

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そら:山本博さんが主催する「本質的な叡智のバトン」は、

福岡:北九州サロンで、12月19日〜24日まで開催します

ご予約は、そらさんのメールアドレスまで。

そらさんのアドレス: healing.sora@gmail.com

 

《そらに》人生のグランドデザイン
https://ameblo.jp/sora-ni/

 

私の活動について《本質的な叡智のバトンについて》

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《「本質的な叡智のバトン」にはじめてご参加される方のために》

 

①「本質的な叡智のバトン」:はじめて参加するまでのこと

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601278716.html

 

②「本質的な叡智のバトン」:グループセッションに臨むために

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601517384.html

 

③「本質的な叡智のバトン」:本質的な人生へのアプローチ

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601742474.html

 

④「本質的な叡智のバトン」:本当の人生に関わる場

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