「子どものために」「よかれと思って」——。
そんな想いからの言葉や行動が、
知らず知らずのうちに“相手を傷つける関わり”になってしまうことがあります。
今は子どもだけでなく、職場・家庭・地域でも
“ハラスメント”という形で見直されるようになってきました。
しつけと虐待、指導と圧力、その違いはとても微妙。
でも、その境界を意識できるかどうかが、
子どもにも大人にも「生きやすさ」をつくる大切なカギになります。
今回は、「子どものため」をどう深めていくかを子育て・教育・社会全体の視点から一緒に考えてみましょう。
🧡【関わりから広がる“優しさ”の視点】🧡
毎年参加している「子ども虐待防止」の啓発イベント・オレンジリボンたすきリレー。
今年は残念ながら悪天候で中止となりましたが、この機会に改めて“虐待”について考える時間にできたらと思います。

虐待とは
・身体的虐待・心理的虐待
・性的虐待
・ネグレクト(育児放棄)
の4つに大別されます。
しつけと虐待の線引きは、とても難しいもの。
「子どものため」と思っての行為が、実は子どもの心や身体を傷つけてしまうこともあります。
最近では「夫婦喧嘩を見せること」も心理的虐待とされます。
決まりが厳しくなったのではなく、
子どもへの影響の大きさが明らかになってきたからです。
そしてこの“虐待”という言葉、
実は子どもに限ったものではありません。
👥 社会全体で起こっている「一方的な関わり」
高齢者や障がい者などの社会的弱者、
さらには職場や家庭など、
あらゆる場面で「ハラスメント」や「パワーバランスの乱れ」が問題になっています。
最近では“ハラスメントハラスメント”という言葉まで出てきて、
反論できない人に対して一方的に攻撃してしまうケースも増えています。
どんなに良かれと思ってのアドバイスでも、
関係性や相手の感じ方を考えずに伝えてしまえば、それは“乱暴な行為”になってしまうこともあります。
🌱 覚えておきたいポイント
-
自分の意図よりも「相手がどう受け取るか」が大切
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言葉や態度そのものより、受け取り方によって暴力にも優しさにもなる
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日頃の見た目・話し方・行動が「相手の安心感」を左右する
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相手の立場で考えることが、トラブルの予防にもつながる
💭 受け取る側の視点も大事に
もし誰かの言葉に傷ついたとき、
そのまま受け取るのではなく、
「この人は何を伝えたかったのか?」と
一歩深く考えてみると、見え方が変わることがあります。
そうすると、
“攻撃された”という思い込みから少し離れ、
自分を守りながらも前向きに受け止めることができます。
💡 教育現場と家庭で、同じことが起きています。
教育の現場では、
「指導が難しい」「叱ることができない」などの課題が増え、
育てる側も育てられる側も、互いに苦しさを抱えています。
子育てでもまったく同じ構図が見られます。
「あなたのため」と言える関わりとは、
厳しさも甘さも、その子のチカラを育てることに繋がるかどうか。
強すぎて壊してしまったり、
優しすぎて育ちを止めてしまったりすることもあります。
それは時に「教育虐待」や「教育ネグレクト」と呼ばれるような状態です。
🌼 迷った時のヒント
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「これはこの子の成長につながるかな?」と自分に問いかける
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モヤモヤしたら、一人で抱えずに専門家や経験者に相談する
-
共感してくれる人を探すより、未来を一緒に考えてくれる人を見つける
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未来を見据えて行動できる大人が増えることで、子どもたちの「安心」も「可能性」も広がります✨
ふわっちでは、子どもに関わるすべての人が学び、つながり合える場を大切にしています。
一緒に、やさしくて強い社会を育てていきましょう🌈


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