子どもを安心して育てるために、家庭の努力だけでは足りないことがあります。
子どもの育ちに必要な“安心”は、国が守るべきものです。
でも、現実の生活では、家庭や子ども自身が支えきれずに困っているケースも多くあります。
「制度はあるはずなのにうまく活用できない」
「支援を受けることで子どもが安心できる生活とは?」
今回参加したセミナーでは、公的扶助の仕組みや支援の現場のリアルな声を通して、
子育てに必要な“安心”とは何か、そして国や社会がどのようにそれを支えているのかを学ぶことができました。
【国から守られる“最低限の生活”って?】
――公的扶助を学ぶセミナーで感じた、子育てへのヒント
今日から3日間、“公的扶助(こうてきふじょ)”について学ぶセミナーに参加しています。
「公的扶助」とは、生活が苦しくなったときに、国や自治体が“健康で文化的な最低限度の生活”を送れるように支えてくれる制度のこと。
これは日本国憲法第25条に定められています。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、社会福祉・社会保障・公衆衛生の向上に努めなければならない。
国が定める“最低限の生活”とは何か。
誰もが守られるはずなのに、59歳までの死因のトップが「自死」である日本。
「制度がある」だけでは人は支えきれない現実に、心が動かされました。

■体験から見えた「支え」のカタチ
セミナーでは、制度を利用している方や支援者のリアルな体験が紹介されました。
👩🎓 パニック障害の母親と二人暮らしの大学生
生活保護を受けながら通う中で、
「あなた頑張ってるね」という何気ない言葉が、どれほど励みになり救われたのか。
一方で、「ちゃんとお母さんのこと見てる?」「あなたのしてることは障害者虐待だよ」など心ない言葉が深く傷になることも。
大人の何気ない言葉が、子どもの心にどれだけ影響を与えるのか――
改めて“言葉の力”を感じました。
👩🦰 親の虐待から統合失調症を発症した女性
苦しい時に、親からさらに苦しめられる言葉を掛けたれたとのこと。
支援を受けて、親と離れ、安心した生活を取り戻したことで、「社会に出て仕事をしたい」と前向きな目標を持てるようになったそうです。
安心があってこそ、次の一歩が踏み出せる。
子育ても同じで、安心できる環境が、子どもの“やってみよう”を支える土台になります。
また、支援では専門用語を使いすぎると理解できず不安が増すという話も印象的でした。
伝える側の“やさしい言葉”は、どんな立場の人にも必要なのだと思います。
👨💼 ケースワーカーさんの視点から
「物価高でもうまくやりくりできている人は、工夫が上手」と話されていました。
安く買える場所やポイント活用など、小さな知恵を伝えられるのも支援の一部。
健康を考えた食事は食費がかかります。
保護費が少ないことで医療費が増えてしまう現実には、制度の矛盾も感じます。
それでも、目の前の人の暮らしを少しでも良くしたいという支援者の想いが伝わってきました。
■子育てに通じる学び
どの話にも共通していたのは、
「人は安心の中で育つ」ということ。
制度も支援も、突き詰めれば“安心を支える仕組み”です。
そしてそれは、家庭の中でも同じ。
子どもが失敗したり、うまくできなかったりしても、「大丈夫」「やってみよう」と支える大人の存在が、生きる力を育てていきます。
“支援の在り方”を学ぶことは、
“子どもの育ちを支える関わり方”を学ぶことにもつながる――
そんなことを感じた一日でした。
大人が安心して暮らせる社会は、子どもが安心して育つ社会。
日々の子育ての中でも、
「助けて」と言える勇気や、「困っている人に気づける優しさ」を一緒に育てていけたらいいですね🌱
子育てに迷ったり、不安を感じたときには、
リアルのお話し会や学びの会で、仲間と一緒に考えてみませんか?
きっと、安心できる“支え合い”の形が見つかります。
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