子どもが見せる「困った行動」や「なぜ?」と思う反応。
実はそこに、子どもからのSOSが隠れていることがあります。

「愛着障害」と「発達障害」――
一見すると似たように見える行動でも、その背景や支援の仕方は大きく違います。

大切なのは、子どもの行動を正しく理解し、安心できる関わりにつなげること。
今日は、そのための視点を少しご紹介します。


🌱子どものSOSを見逃さないために|愛着障害と発達障害を知る🌱

子どもが示す「困った行動」や「予想外の反応」。
それを「わがまま」「しつけ不足」「愛情不足」と捉えてしまうと、
本当のSOSを見逃してしまうことがあります。

 


💡 愛着障害とは?

愛着とは、乳幼児期に養育者との間で育まれる「安心の絆」のことです。
ここが不安定になると、子どもは

  • 人に心を開けない

  • 極端に依存する/逆に拒絶する

  • 怒りや不安をコントロールできない
    などの姿を見せることがあります。

これは「心の基盤」が揺らいでいるサイン。
周囲の大人が理解し、適切に関わることがとても大切です。

 


💡 発達障害との関わり

発達障害は、脳の特性による情報処理の違いがベースにあります。
ただし、その行動や困難さは「愛着の問題」と重なって見えることも少なくありません。

例えば――

  • 指示が通らないのは「反抗」ではなく、情報処理が難しいだけかもしれない

  • 人間関係のトラブルは「わざと」ではなく、コミュニケーションの理解が難しいのかもしれない

大人が正しく理解しないと、支援が「ズレ」てしまい、さらに不適正な関わりが続いてしまうことがあります。

 


💡 大切なのは「見立て」と「関わり方」

愛着障害も発達障害も、子どもが自ら選んだわけではありません。
環境と関わり方によって、子どもは安心を取り戻し、未来を拓いていく力を持っています。

そのために必要なのは――

  • 子どもの行動の背景にある「心の声」を知ること

  • 適切な支援の方法を学ぶこと

ここがしっかり整うと、あやふやな支援にならず、未来が輝くだけでなく、二次的困難を防ぐことにも繋がります。
 

📢 もっと学びたい方へ

今年の公開講座は、「愛着障害」×「発達障害」の理解を深めるために開催します。
児童相談所・特別支援学校・養育支援の現場で活躍する3人の専門家が、事例を交えながら「子どものSOSを見抜く視点」をお伝えします。

 

📅 日時:12月6日(土) 13:30~15:30
📍 会場:江南区文化会館 多目的ルーム1
💰 参加費:無料(定員50名/要申込)

🔽 詳細・お申込みはこちら
👉 参加申込フォーム

 

子どもの未来を守るために、一緒に学びませんか?