星曜派、飛星四化派、欽天四化派は違う種類の命術?! | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●星曜派、飛星四化派、欽天四化派は違う種類の命術?!

台湾では、四柱推命のことを主に八字と言いますが、子平ということもあります。

忌憚なく申せば、日本では、著名な先生方が四柱推命の独自の解釈を展開され、大きくは三つの流派に分かれましたが、その中でもまた分派が多数できました。

通変星と六親の関係の間違いは論外として、合化のロジックの曖昧さが身強身弱の判定に影響し、また特殊格と正格の判定基準の違い等々が、流派を多く生み出した大きな原因のように思います。

刑冲会合がない平易な命式ならあまり問題ないのですが、合化の多い命式なら大きく結果が異なることがあります。

また、特殊格と正格の判定も先生によって異なります。

四柱推命愛好家の皆様は、つぎの命式が正格の建禄格か特殊格の従革格、どちらだと思われますか?


  時 日 月 年
  食 日 七 比
  神 干 殺 肩

  癸 辛 丁 辛
  巳 酉 酉 亥



先生方によって答えは分かれると思いますが、おそらく建禄格とされる先生が多いと思います。

正解は、従革格です。

ご本人のこれまでの人生の歩みと大運を考慮しても、正解は、従革格です。(※上記命式の方は、台中の陳老師のお客様で、老師がよく知っておられる方です)

月上の丁と巳酉の半三合の扱い如何によって、正格か特殊格か、正反対の格式になるのですから、四柱推命は微妙な命式の判定はすごく気を遣います。

ここが、四柱推命の泣きどころでもあります。

間違った判定をしてしまったら、喜忌が逆転するのですから大変なことになります。

それに較べて、紫微斗数はその心配はありません。

結果が真逆になるようなことは考えられないからです。

台湾で紫微斗数が四柱推命よりも人気が高いのは、そうした理由もあるのかも知れません。


陳老師よりご指導いただいた紫微斗数の三つの流派、星曜派、飛星四化派、欽天四化派は、日本の四柱推命の流派と違って、まったく看命のロジックが異なります。

ごくごく簡単に申せば、星曜派は多くの星の細かな象意を用いて分析し、飛星四化派は強引に四化を飛ばして吉凶を判定し、欽天四化派は來因宮と生年四化と自化で、生来の特質と運命運勢をあるがままにみていくものです

言わば、違う種類の命術と申しても過言ではないのです。


その異なるロジックで看命しても、ほぼ結果はイコールになるのですから、紫微斗数は素晴らしいと思っています。

(とは言うものの、わたくしは四柱推命が好きです。干と干との関係、調候、通関等は自然の摂理を深く味わうことができますし、親、兄弟、配偶者、子供などの六親の厚薄吉凶は、四柱推命のほうが分かりやすいと思うからです。)


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明


芦屋占い処・占風鐸
田中宏明へのお問い合せ

鑑定のご案内
 ★只今、10月度の鑑定ご依頼を受付中!

個人レッスンのご案内(最高の学び)
 ★「2日間でマスターできる飛星四化派の流年看法」コース新設!