台湾から戻ってまいりました。
「寒い!」のひと言です。冬の南国は別天地ですね。
さて、わたくしが、いま、欽天四化の紫微斗数の分析でもっとも興味があるのは、婚姻に関することです。
婚姻は鑑定依頼のお客様のニーズが高いということもありますが、六親の中でもとくに夫婦の縁というものは格別であると思っているからです。
格別というのは、親子や兄弟の縁は宿縁であり、自分の意志や好き嫌いは入り込む余地がまったくありませんが、夫婦は、いまの時代はどんなに親の意志を尊重したとしても、最終は自分で決めて結婚するわけですから、親子兄弟のような絶対的な宿命ではありません。
しかしながら、紫微斗数や四柱推命を勉強していると、どうしても伴侶も自分の意志で決めていながら、不思議な因縁の力で、‘決めさせられている’と言ったほうが正しいように思います。
ですから、100パーセント近くの人たちは、生年月日通りの伴侶を選んだり、あるいは残念ながら未婚を貫いたりしているわけです。
ここに、運命の不可思議なものを感ぜずにはいられません。
命術に魅了される人の多くは、わたくしを含めて婚姻占の的中率の高さにあるからではないかと思っています。
欽天四化の紫微斗数は、來因宮と生年四化、乾宮、坤宮を使って、結婚の必定をみていくことができます。
また、天地定位をみて異性の星が正しい宮位にあるかをみます。
さらに、AD同組、BC同組をみて夫婦相性をみていくことができます。
さらにさらに、自化(離心力)をみて、夫婦の離別の危機の時期をみていくことができます。
そして、離別の危機がある人は、自化平衡理や媒介論でその原因追及もできることがあります。
・・・・・・・・・・・・・・
欽天四化の紫微斗数で夫婦の縁をみていくと、そこには人智の及ばないひとりの人間の運命の縮図を感じます。
これを究めるだけでも、欽天四化の紫微斗数を学ぶ価値は十分あると思っています。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸