『ごめんねを言い合うのじゃなく、お互いが共に歩み、進んでいけることを考えなきゃ』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

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 ごめんねを言い合うのじゃなく
 お互いが共に歩み、進んでいけることを考えなきゃ。

 

  (友人の言葉)

 

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子どもの頃からたくさん傷ついてきた中で

「ごめんなさい」が口癖になってしまっていた友人が

最近、口にした言葉です。

 

何も悪いことをしていないにも関わらず

「ごめんね」という彼女に

どうして謝るのかを聞いたことがあります。

 

自分から「ごめんね」と言い

相手が「わたしもごめんね」と言うと

安心できるのだと彼女は言いました。

 

ああ、なるほど

と、わたしは思ったので

彼女が「ごめんね」と言ったときは

「わたしもごめんね」と返事をすることにしたのでした。

 

それでも、時折

何も悪くないのに謝っている彼女が

なんだか苦しい感じがして

「謝ることじゃないよ」

と、言ったりもしました。

 

そんな彼女が言ったのです。

 

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ごめんねを言い合うのじゃなく
お互いが共に歩み、進んでいけることを考えなきゃ。

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これまでの彼女の歴史に思いを馳せ

ジーンとして、泣きそうになりました。

 

 

ごめんねを言い合うと

確かに安心できるかもしれません。

 

けれど

実際に、どちらも悪くないのに

相手の「ごめんね」を受け入れ

自分自身「わたしもごめんね」と言ってみると

なにかしら悲しいのです。

 

この悲しさはなんなのか、掘り下げてみると

相手にとって自分がダメな奴って感じてしまう

ということでした。

 

お互いに好意を持っているから友達なのに

相手にとって自分はダメな奴って感じてしまうのは

悲しいですよね。

 

そうではなく

共に歩んで前へ進む関係になれれば

一緒に過ごす時間が、より豊かになるでしょう。

 

そして

お互いの関係性も成熟していくのではないかしら。

 

そんなことを思ったのでした。

 

 

 

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