『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 監督:廣木隆一 原作:東野圭吾
ナミヤ雑貨店の店主は
多くの人の悩みに返事を書き続けました。
どうして、そんなことを始めたのかは
映画には描かれていません。
それでも
描かれていない、彼の人生に
しみじみと思いを馳せることができるのです。
悩むというのは
考えて考えて、それでも答えが出ないということです。
「こうしたほうがいい」
とか
「こうすべきだ」
とか
アドバイスできることは
わかった上で、尚、答えを出すことができない。
そんな苦しい思いを受け取った上で
必死に考えてくれる人がいることは
人が生きる勇気につながるのかもしれません。
様々な伏線が
絶妙に、美しくつながるところが
さすがは、東野圭吾の著作。
原作も読んでみようと思います。
