クライエントのお話に、よくある内容のひとつに
「誰にも嫌われたくないんです」
というのが、あります。
「だから、他人の目を気にしてしまう」
と、続きます。
それから
「誰になんて思われたって構わない、わたしはわたしって思いたい」
と、おっしゃる。
誰にも嫌われたくないっていうのは
とってもあたりまえですよね。
他人の目が気になるのも、あたりまえだし。
そう言うと
「先生は、自分をちゃんと持っていて
嫌われようが好かれようが構わないって
いうふうに見えます。」
と、おっしゃる方もいらっしゃいます。
いえいえいえいえ、、
わたしだって
嫌われたくなんかありません。
嫌われても構わないなんて、思いません。
ただね
わたしのことを嫌う人がいても、しかたないな
とは思っています。
それに
ずっと嫌いかどうかなんて、わかりません。
今は嫌いでも
好きになることがあるかもしれないし
嫌いって思う瞬間と
好きって思う瞬間があるかもしれないし
逆に
今は好きでも、嫌われることだってありうる。
それについての責任は
おそらく、わたしにはないのだと思います。
もちろん、相手にもない。
ピーマンが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
昔は嫌いでも
今は好きという場合もあるし
トマト煮だと好きだけど
焼いたものは嫌いということもある。
好きだったのに、嫌いになっちゃったてことも。。
ピーマンが嫌いな責任は
ピーマンにはなくて
ピーマン嫌いな人にだって、責任はない。
だから
わたしがピーマンだとしたら
嫌いと思われても
「嫌いなのね。しょうがないなぁ。」
ということなんです。
ピーマンとしては、悲しいですけれどね。
え?
人は違う?
言葉を話したり、行動したりするから?
そうですね。
その言動に
傷ついたりすることもあるので
なかなか複雑ですよね。
それでも、やっぱり
好きとか嫌いとかは
人それぞれ。
その人の大事な気持ちなんですよね。
そして
嫌われたくない気持ちも
やっぱり
大事な気持ちなんですよね。