バラエティ番組で

 

学級委員を「つとめる」

 

を漢字で書く問題が出ました。

 

 

 

「勤める」?いや、これは会社に勤めるか。

う~む。と字を思い出せずにいたら

 

「務める」です。と正解が発表されました。

 

 

「務める」は役割を果たす

「勤める」は勤務する

「努める」は努力する、力を尽くす

 

という意味らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

線維筋痛症の人も様々で、中には

しっかり働いている方もいれば

激しめの運動ができる方もいらっしゃるようですね。

 

でも、多くの方が休職か退職していると思うので

基本的には

 

「勤める」ことは困難ですよね。

 

そこに罪悪感や不安を感じるのがあるあるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

私は特殊で

発症年齢がかなり若かったので

親のすねをかじりまくりで

一応、命を絶つことを真剣に考えるほど苦しみましたが

お気楽な療養生活だったと思います。

 

 

 

このブログを読んで下さっている多くの方は

40~50代の女性が最も多いでしょうか。

 

昭和生まれのご主人がいらっしゃるケースが多いですかね。

 

 

そうすると、

当たり前のように、女性が家事・育児をこなした上で

このご時世、昭和と違いさらに働きに出て

という生活をしてたけど、体調を崩してしまった

なんてパターンだったりしますでしょうか。

 

 

 

 

 

主に昭和生まれの男性って

家事や育児は女性がやるものと信じて疑わず

何なら、

「俺が風邪引いたら、俺の看病を妻がするのが当たり前」と思いこみ

でも妻が風邪引いたときは、ご飯を用意してくれるどころか

「ご飯まだ?」と言って来たりしますよねw

(男性読者さんでご立腹の方いらしたら、ごめんなさい)

 

 

 

そんなご主人に

「線維筋痛症で働けなくなった/家事育児も辛いよ」

って相談したら

 

「え、収入減ったら困るから働いてよ」

「家事も育児もやってもらわなきゃ困るよ、

俺働いてるんだから」

 

って返事が返ってきて

病気になっちゃったのに!がーーーーんガーン

なんてこともあるでしょうか。

 

 

 

 

 

さすがにこれはないと思いますが

ひどいパターンで

「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ」

 

なんて言われた日には

「確かにそうだよね。私は無力…」

 

と思っちゃう優しい方もいらっしゃるかもしれませんが

 

 

 

もし私だったら

「なんだと!?

今まで誰が温かい手作りのご飯作ってやったと思ってんだ!

そのおかげで健康で会社に行けてるんだろ!?

誰がお前さんの子供を育ててやったと思ってんだ!

私は働きながら、家事育児全部やったんだぞ!

ふざけんな、バッキャロー!」

 

と、心の中で大爆発するかもしれません。

(旦那も子供もいないので、想像w)

 

チャンスがあれば、

このことをやんわり本人に伝えるかもしれません。

喧嘩になればストレートに言っちゃうかもw

 

 

 

 

まだまだ全体の流れとして

時代遅れな感覚が残っているという

大問題に一人で対抗しようとしても疲れるので

どうしようもない側面がありますが

 

 

 

私が強調したいのは

 

収入が無くなったことの罪悪感

必要以上に持たないでほしい

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

この世はお金で動いているため

 

お金が全て札束

 

なので

金あるよって言えば、

どんなことも説得させられる一面がありますよね。

 

 

だから

「勤めて」いれば、堂々としていられるし

「勤めて」いなければ、肩身が狭い。

 

 

 

 

どうせ、線維筋痛症になったら多分年単位なんで、

当分今まで通り、バリバリには働けません。

 

運が良ければサクッと治ることもあるかもしれませんが

治ることを願掛けのように期待し

「私は治る(念をこめて)から、

こんな惨めな生活はどうせ、すぐ終わるし…」

 

なんて考えてもいいんですが

こう考えると、どんどん辛くなるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

何故かと言うと

 

働いている=素晴らしい

働いていない=みじめ

 

みたいな定義は、人間が勝手に決めたことであって

大きな尺度で見れば

働いていないことにもメリットがあるのです。

 

そして、必要があって、今の状態なんです。

 

 

今、この場所で、

この立場でやれることがあるから

今の状態なんです。

 

それなのに、自分のことを惨めと思い続けてしまったら

辛い…。

 

 

 

 

 

じゃあやれることが何かというと、

体調が悪いなら

 

「勤める」ことである例は少ないかもしれません。

 

でもきっと

ご家庭での役割が何かしらあると思うんですね。

 

 

家事・育児、他にもご家庭以外でも

別に勤めなくても、役割があるかもしれません。

 

つまり、勤めるのではなくて、務める。

 

 

 

 

先ほど、想像の愚痴で書いたように

 

温かいご飯を家族に提供すること、

家を掃除して整えること、

子供を育てること、

町内会への参加、

………などなど。

 

このようなことは賃金は発生しませんが

家族が快適に過ごせるように

「務める」ことは、大変なことなので

 

これらをやっていることに、

誇りを持っていいと思います。

 

(ちなみに私はおそらく

皆さんより全然家事などをやってませんでしたが

楽しく生きてきた、お気楽なやつです)

 

 

 

 

 

「勤められない」という

自己肯定感が低くなった状態から自信を取り戻すために

無理やり人の役に立とうと、何かを見つけなくていいんです。

 

そんなことより!

今、目の前にある役割と

目の前にある課題に

しっかり取り組むことが

人生が前向きに進むコツです。

 

 

 

 

役割については

 

がむしゃらにやることを求められているのではなく

逆にちょっと雑にして、手を抜くことを覚えるのか

そこに家族や誰かへの愛をこめることなのか

自分を大切にしながら工夫してこなす、っていうのが

線維筋痛症の方の場合、最重要課題かもしれませんね)

 

人によって何が学びかってのは違ってきますが

自分にとっての学びは何かを感じとりつつ、

 

 

あとは

自分や自分の周りに起きた課題に

しっかりと

「愛」「調和」を持って取り組み、解決していく

ってことが大事なんです。

 

 

 

これらをしっかりやれたら

きっと人生が満たされたものになっていくと思います。

 

 

 

 

大金を手にし

ブランド物のバッグを持ったり

皆からいいねと言われたり

そういう、満たされ方じゃないです。

 

(こういう欲望が満たされますよっていう勧誘の

スピリチュアルなんちゃら、その他詐欺、

多いのでご注意です注意

 

 

 

 

そうではなく

 

内側からほんのり満たされるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでまとめると

 

 

勤めるのは困難なので

罪悪感を持つのはやめましょう。

 

自分を責めても何の意味もありません。

 

 

 

その代わり、

自分の与えられた役割と

身の回りに起こった出来事を

愛と調和で解決していくことに

務めましょう。

 

 

 

 

そして、

線維筋痛症を治すように

努めましょう。

 

 

 

 

 

 

ハートのバルーン私が一番伝えたいことです。